一般企業で2年間営業の仕事をしていた経験のある藤原聡(ボーカル&ピアノ)。学校でカオス理論を研究していた小笹大輔(ギター)。音楽の教員免許を持っている楢崎誠(ベース&サックス)。剣道経験者の松浦匡希(ドラム)。そんな個性的な4人で構成されているピアノポップバンドがOfficial髭男dismだ。髭の似合う歳になっても誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けていきたいという思いから付けられたバンド名で、読み方は「オフィシャルヒゲダンディズム」。
ピアノポップを中心に幅広い音楽を奏でる
今、注目度の高いOfficial髭男dismは今年の4月にメジャーデビューしたばかりだが、およそ6年前、2012年6月に島根で結成された。地元・山陰地方でライブ活動などを行い、徐々に人気と知名度をあげていき、2015年4月に1stミニアルバム『ラブとピースは君の中』でCDデビュー。ピアノを中心としたポップなサウンドというのは最初の頃からずっと変わらず、それが彼らの大きな武器になっているのは間違いない。とはいえ、彼らの音楽の要素はポップスだけではなくて、様々な音楽がミックスされている。藤原はモータウンサウンドやソウルミュージックといったブラックミュージック、小笹はHi-STANDARDのようなパンクロックなど、音楽的ルーツも振り幅が広く、どの世代にも響くサウンドになっている。2017年4月にリリースした3rdミニアルバム『レポート』では打ち込みのサウンドの要素も取り入れたことで、バンドとしての音楽の幅がさらに広がっていった。
有名音楽プロデューサーも大絶賛
今年の1月に放送されたテレビ番組「関ジャム〜完全燃SHOW〜」の「蔦谷好位置、いしわたり淳治の売れっ子音楽プロデューサー2人が選ぶ2017年の年間ベストソング特集!」において、蔦谷氏が彼らの「Tell Me Baby」を取り上げて絶賛。これをきっかけに知ったリスナーも多く、彼らの名前と共に、彼らの音楽も一気に拡散されていった。
耳に残るメロディーにハマる人が続出中
そして4月11日、初のオリジナルアルバム『エスカパレード』と同時リリースで、シングル「ノーダウト」を発表した。メジャーレーベルからリリースされた同シングルは、4月クールの月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系列)の主題歌。キャッチーなメロディーにダンサブルなサウンドが融合されたこの曲にハマる人が続出した。一度聴けば頭の中で何度も繰り返し鳴り続ける。5月に行われたMETROCK 2018でも彼らのステージを観ようと多くの人が詰めかけ、入場規制がかかるほど。
聴きやすいメロディーと"歌"にこだわる彼らだからこそ、ジャンルの枠を超えて多くの人に支持されるのだろう。この夏もたくさんのフェスなどに出演が決まっているので、ぜひ彼らの熱いステージを体感してもらいたい。
文=田中隆信
放送情報
独占完全生中継! M-ON! LIVE Official髭男dism 「Official髭男dism one-man tour 2018」
放送日時:2018年7月5日(木)19:00~
チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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