©ひばりプロダクション
セットリストは、日本におけるひばりの代表曲を中心に構成された。初期のヒット曲である「悲しき口笛」「リンゴ追分」「東京キッド」をはじめ、日本レコード大賞を受賞した「柔」、長年歌い継がれている「悲しい酒」など、時代を彩った名曲が次々と歌い上げられた。さらに、「久保田節」「佐渡おけさ」「相馬盆唄」など、日本各地で歌い継がれる民謡も披露された。
本映像の最大の見どころは、美空ひばりが放つ圧倒的な歌唱力と表現力だ。代表曲では情感豊かに聴かせ、民謡では力強く伸びやかな歌声を響かせる。1曲ごとに異なる世界観を描き出す歌唱は、ひばりが"昭和の歌姫"と称される理由を改めて実感させてくれる。
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番組では、全28曲に及ぶステージをほぼ完全収録。名曲の数々はもちろん、客席へ穏やかに語りかけるMCや、温かな笑顔で観客と心を通わせる姿からはひばりの真摯な思いがうかがえる。会場を包む熱気や歓声も含め、当時の空気感をそのまま伝えるアーカイブ映像としての価値は非常に高い。
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ひばりの死去から37年が経過した現在も、その歌声は過去の歌唱映像や音源のデジタル修復・再リリースなどを通じて、新たな世代へと語り継がれている。国境を越えて多くの人々を魅了したブラジル公演も、その1つとなるだろう。ぜひ今回の放送で、美空ひばりによる圧巻の歌唱を余すことなく堪能してほしい。
文=HOMINIS編集部











