美空ひばりが桃太郎に!?「歌謡界の女王」が性別を超えた存在感とオーラを発揮した作品「宝島遠征」

「歌謡界の女王」として認知されている美空ひばり。その歌声は多くの人を癒やし、勇気づけ、元気にした唯一無二の歌い手だ。だが、映画、舞台などでも目覚ましい活躍をし、ジャンルを超えた"美空ひばり"という特別な存在として、日本のエンタメの中心を担っていた。

桃太郎装束の美空ひばり
桃太郎装束の美空ひばり

⒞東映

1949年3月に映画「のど自慢狂時代」で映画デビューを果たし、同年10月の初主演映画「悲しき口笛」が大ヒットしたことで国民的な認知度を得たひばりは、その後、年に10本前後の映画に出演し続け、1954年から1963年までの10年間は多くの時代劇、チャンバラ映画に主演して東映時代劇の黄金期を支え、歌手であると同時に銀幕スターとしての人気を得た。題名に「ひばりの―」と付けば必ずヒットし、「ひばりの○○」という作品は47本で日本一。戦後を代表する映画俳優として大衆を楽しませ続けた。

そんな黄金期の作品の一つが映画「宝島遠征」(1956年)だ。同作品は、おとぎ話「桃太郎」をオペレッタ化した本格ミュージカルコメディーで、ひばり演じる桃太郎が鬼ヶ島に遠征する話に、鬼の姫の恋がからむほか、ロケット砲やヘリコプター、ダイナマイトといった近代兵器が登場するなど破天荒な展開が特徴。

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放送情報【スカパー!】

宝島遠征
放送日時:10月6日(日)20:00~
放送チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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