また、俳優として数々の名作を彩ってきた中谷美紀も出演している。
中谷といえば、ドラマ「ケイゾク」シリーズ、映画「リング」といった代表作で圧倒的な存在感を示す一方、歌手としても「砂の果実」や「クロニック・ラヴ」など、名曲を世に送り出してきた。
吸い込まれるような瞳と透明感あふれる歌声でオーディエンスを魅了する彼女は、本回で「いばらの冠」を披露。パフォーマンス時には、個性的なヘアスタイルと黒ドレスで登場し、圧倒的な美しさとオーラで観客を惹きつけた。
トリを飾るTHE YELLOW MONKEYのパフォーマンスも見逃せない。
名曲「BURN」を歌い上げる吉井和哉のあふれ出るフェロモンと胸を打つ歌詞、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二が奏でる重厚なサウンドで一気に観客をトリコに。「JAM」「楽園」「球根」など、心に刻まれる名曲を世に送り出してきた彼らは、この放送から数年後に活動休止や解散を経て再集結を果たしている。そうした波乱の歴史を踏まえて当時の"イエモン"の姿を見ると、懐かしさと同時に、時代を超えて響くロックバンドとしての偉大さを感じられるだろう。
同回ではこのほかにも、小沢健二、当時バラエティ番組で活躍していた辺見えみり、そしてSCUDELIA ELECTROといった個性の異なる顔ぶれが並ぶ。いまや一時代の記録となった「ポップジャム」だが、画面越しに漂うのは懐かしさだけではない。異なるジャンルやカルチャーが混ざり合い、新しい音楽が次々と生まれていた当時のエネルギーを感じられるのだ。
文=浜瀬将樹











