Jr.EXILE世代を牽引するGENERATIONS from EXILE TRIBEの魅力

ヴォーカルの片寄涼太、数原龍友。パフォーマーの小森隼、佐野玲於、白濱亜嵐、関口メンディー、中務裕太から成る7人組ダンス&ヴォーカルグループ、GENERATIONS from EXILE TRIBE。2012年11月にシングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビューしてから、まもなく7周年。いまやお茶の間で見ない日がないほど多分野で活躍している彼らが、8月31日、北海道・札幌ドームから、単独ドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2019 "少年クロニクル"』をスタートさせた。

■リリースとライブを精力的に展開

改めて振り返ると、ここ1～2年のGENERATIONSの勢いはことに凄まじいものがあった。初のベストアルバム『BEST GENERATION』のリリースで幕を開けた昨年は、『GENERATIONS CHINA TOUR 2018 "MAD CYCLONE"』、初の単独ドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2018 "UNITED JOURNEY"』を大成功させ、疾走感溢れるスタイリッシュなダンスチューン「F.L.Y. BOYS F.L.Y. GIRLS」、10年前の自分達へのメッセージを乗せたミディアムバラード「少年」という2枚のシングルをリリース。

それに加えて、EXILEとGENERATIONSを兼任しているリーダーの白濱亜嵐と関口メンディーは、3年ぶりとなるEXILEの単独ツアー『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 "STAR OF WISH"』にも出演し、ライブ三昧の1年となった。

その上で、今年は『GENERATIONS LIVE TOUR 2019 "少年クロニクル"』開催に向けて、3ヵ月連続でシングルをリリース。最新作の「EXPerience Greatness」も9月25日にリリースされる。

■7人の豊かな個性が武器

GENERATIONSの武器は、片寄涼太の甘く澄んだハイトーンと、数原龍友のセクシーかつ安定感のある歌声という、対称的なツインヴォーカル。そして、小学生の頃からEXPG(ダンススクール)に通っていたメンバーもいるほど、高いダンススキルを持ったパフォーマー陣。バラードでは確かな歌唱力でグッと心を掴みつつ、ダンスチューンでは、デビュー当時に"LDH初のメンバー全員が踊れるグループ"と謳っていたように、7人全員で迫力のあるパフォーマンスを披露するため、1回のライブで多彩な表情、楽曲を楽しめるところも彼らの魅力だ。

また、近年は、音楽番組やバラエティー番組への出演に加えて、メンバーの大半が俳優としても目覚ましい活躍を見せている。EXILE HIROプロデュースの『PRINCE OF LEGEND』(映画版は2019年3月公開)には、片寄涼太、佐野玲於、関口メンディーが出演。以前から俳優活動をしていた佐野玲於は、中川大志・高杉真宙・横浜流星という、今をときめく若手俳優達と4人で主演を務めた映画『虹色デイズ』が昨年、公開。映画『ハナレイ・ベイ』(2018年10月公開)にも出演し、俳優としての大きな一歩を踏み出した。劇団EXILEのオーディションを機にLDHに所属したという白濱亜嵐は、ドラマ『小説王』(2019年4月～7月)で主演を務め、バラエティー担当の印象が強い愛されキャラの小森隼と中務裕太は、今年、『HiGH&LOW THE WORST』(2019年10月4日(金)公開)でついに俳優デビューを果たす。

片寄涼太は数々のドラマや映画に出演するほか、劇場アニメ『きみと、波にのれたら』(2019年6月公開)では声優に初挑戦。現在は主演映画『午前0時、キスしに来てよ』(2019年12月6日(金)公開)を控えている。歌手活動に専念している数原龍友も、新曲「DREAMERS」のMVでは、他のメンバー同様に見事な演技を見せているので、こちらもぜひご覧いただきたい。

さらに今年は、Jr.EXILE世代＜GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ＞によるプロジェクト『BATTLE OF TOKYO』も始動。かつて"EXILEの弟分"と呼ばれていたGENERATIONSも、いまやJr.EXILE世代を牽引するアーティストへと進化した。しかしながら、少年のようにじゃれ合う仲の良さは今も健在。7年間で築き上げた絆を胸に、個人の活動で得たものを集結して8年目へと歩みを進める7人をお見逃しなく。

文＝斎藤碧

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