手越祐也の活動の原動力から判明した超人たる所以「めっちゃ楽しんでいるので疲れないんです」

――手越さんにとって、音楽とはどういったものですか？

「歌のおかげで僕の芸能人生が始まって、歌・音楽があったからこそ今のこの充実した楽しい毎日があるのは間違いないことなので、そういった意味でもすごくリスペクトがあります。また、普段言えないことも音楽と詩に乗せちゃえば表現できる、メッセージを伝えられる、共感できるという無限の可能性を秘めているものなので、死ぬまで突き詰めていきたいものだし、共存していきたいって思いますね」

――普段の音楽の楽しみ方は？

「話題になったり注目されているアーティストがいたら絶対聴いて、『なんで売れるんだろう？』って考えたり...。そういう分析をするのが好きなんですよ(笑)。あとは、移動中とかに洋楽、邦楽問わずランダムに聴いて、気になったものがあったら調べて、という感じですね」

――これからどんなアーティストを目指しますか？

「今までのオールジャンルに触れるスタイルは崩さずに、なかなかオールジャンルできるボーカリストって多くないと思うので、今まで培ってきたものを生かして楽曲の魅力を引き出せるようなボーカリストになっていきたいですね。また、聴いてくださる方々に『手越の楽曲を聴いていると疲れが吹き飛んで、また明日から頑張ろう』とか『あいついろいろチャレンジしているから、俺もやってみようかな』と思ってもらえるような"チャレンジするためのお守り"みたいな存在になりたいですね。聴いてくれる人に何かちょっとでもプラスになるような音楽をやっていきたいです」

――チャレンジし続けられる活動の原動力は何ですか？

「これは1つで、楽しむことですね！だから、楽しくないなって思う仕事はどんなにお金を積まれても受けないです。けっこうなスケジュールで仕事して、プライベートでもめっちゃ遊ぶので、よく『疲れないの？』って聞かれるんですけど、仕事もプライベートもめっちゃ楽しんでいるので疲れないんですよね。みんな"仕事はつらいもの""息抜きは楽しいもの"って分けるから仕事に行く時とかつらいかもしれないけど、僕は好きで全ての仕事に向き合っているので『つらいな』とか『つまんないな』って思うことがないんです。全部、楽しいんですよ！『撮影ダルいな』って思うくらいならやらないし。今までずっとそうで、ドラマのオファーをもらってもやりたくなかったら絶対に出ない。出たくても出られない人がいる中で、モチベーションのない奴がお金とか名声のために出るとか作品に失礼だし、監督にもスタッフにも失礼だから」

――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。

「今まで出会ってきていなかったミュージシャンの方とのトークだったり自分の音楽の勉強ができて、『本当に音楽って最高だよな』って思えた収録だったので、やればやるほど好きになってやりがいのある番組だと思います。来てくださるゲストの方の新たな魅力を引き出せるように、僕自身楽しみながら作っていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。そして、楽しみながらやっている姿を見ていただきつつ、会話の内容やパフォーマンスから音楽に真剣に取り組んできた姿を垣間見ていただければ！」

文＝原田健　撮影＝皆藤健治

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