BTSらとのコラボでも才能を発揮!エド・シーラン、新譜『=(イコールズ)』に高まる期待

エド・シーラン
エド・シーラン

この9月でデビューアルバム『+(プラス)』(2011年)からちょうど10年という節目の時を迎えたエド・シーラン。7月には、BTSとコラボした「Permission to Dance」も注目を集めたシーランだが、約2年半に及んだ「ディバイド・ツアー」のファイナル以降、ここ数年は表舞台からほぼ姿を消していた。しかし、10月29日(金)に前作から約4年ぶりとなるシンボルアルバムシリーズの第4弾『=(イコールズ)』のリリースを予定している。

■多彩な音楽性に世界中が魅了!エド・シーランの輝かしい10年のキャリア

ファンが待ちわびた待望のカムバックに合わせ、MTVの10月「ARTIST OF THE MONTH」に選ばれているシーラン。その10年間のキャリアの中では、2010年代の全英オフィシャル・チャートでシングル、アルバム合わせて最も多く1位(累計79週)となったほか、「ディバイド・ツアー」が7億3670万ドルもの興行収益を上げ、世界で最も成功したツアーになるなど大きな成功を収めてきた。

名実ともにNo.1のシンガーソングライターへと上り詰めてきたシーラン。一見ギターを手にフォークシンガーのような雰囲気を醸し出しているが、ロックはもちろん、ポップスやソウルやR&Bといった幅広い音楽のバックグラウンドを持っていることで有名だ。

中でも、ヒップホップへの造詣が深く、フォークテイストな楽曲が並ぶ『+(プラス)』では「Drunk」や「Lego House」といった多くの楽曲にラップやビートを落とし込んだ。続くシンボルアルバムシリーズの第2弾『×(マルティプライ)』(2014年)では、ヒップホップの大手レーベル、デフ・ジャム・レコードの創始者リック・ルービンとヒップホップを音楽的背景に持つファレル・ウィリアムズらをプロデューサーとして起用。ヒップホップをベースに様々なジャンルを織り交ぜた楽曲を作り上げた。

その一方で、美しいメロディーに乗せて甘い歌声を轟かすバラードから、渋く歌い上げるブルージーなナンバーまで、多彩な楽曲も数多く生み出している。特にシリーズ第3弾『÷(ディバイド)』(2017年)は、ラテンやアフリカン、アイリッシュなどワールドミュージックのサウンドを取り入れるなど、これまで以上にバラエティ豊かな内容に。その中でも「Shape of You」は、どこか民族的な味わいのバックトラックとラップスキルが光る、まさにシーランを象徴するような楽曲。2010年代のイギリスで最も売れた曲、Spotifyで最もストリーミングされた曲に輝いた。

■「Permission to Dance」(BTS)ほか、人気アーティストとのコラボが毎回話題に

様々なジャンルの音楽を柔軟に取り込んでいく姿勢は、他アーティストとのコラボレーションを頻繁に行うことからも分かる。例えば、2019年にはコラボアルバム『No.6 COLLABORATIONS PROJECT』を発売し、ジャスティン・ビーバーをはじめ、エミネム、ブルーノ・マーズ、スクリレックスなど、名だたるビッグアーティストたちと競演を果たした。

このアルバム以外にも数々のアーティストとコラボしており、BTSには「Permission to Dance」以前に「Make It Right」を提供、ONE OK ROCKとは「Renegades」で壮大かつ叙情的なスタジアムロックというべきナンバーを共作。ワン・ダイレクション、ヒラリー・ダフ、ザ・ウィークエンドなど、名前を挙げれば枚挙にいとまがないほどだ。

シンボルアルバムシリーズ第4弾『=(イコールズ)』を控えているエド・シーラン
シンボルアルバムシリーズ第4弾『=(イコールズ)』を控えているエド・シーラン

■最も完成度が高いとされる『=(イコールズ)』に高まる期待

アルバム制作を通し、ジャンル、国籍などに囚われずに積極的に音楽的素養を培ってきたシーランだが、6月にはシングル「Bad Habits」を発表。正式にカムバックを宣言すると共に、自らヴァンパイアに扮し、ダークなユーモアセンスに溢れたMVの世界観も大いに注目を集めた。

MTVではそんな彼のMVを2時間にわたってお届けする「エド・シーラン MUSIC VIDEO HISTORY」と、ジャスティン・ビーバーと共作した「I Don't Care」など多彩なコラボ作品を揃えた「Collaboration VideoSelects」が、10月8日(金)にオンエアされる。新たな領域に挑み続けるアーティストとしての進化を示した最新アルバム『=(イコールズ)』を前に、シーランの"10年間"を振り返ることのできる選りすぐりのラインナップとなっている。

『=(イコールズ)』収録曲の中ですでに発表されている新曲「Visiting Hours」は、彼の仕事仲間であり、友人で、師匠のような存在だった亡きマイケル・グディンスキーに捧げられた楽曲で、ギターとピアノ、コーラスが奏でる優しいメロディーが涙を誘う。

この楽曲のように実体験に基づく等身大のリリックも彼の持ち味。子育てなど活動休止中に起きた人生のイベントをテーマとしている『=(イコールズ)』は、これまで以上によりパーソナルな詩が綴られているはずだ。アルバムをリリースするたびに、前作を上回る作品を世に送り出しているシーランだけに、『=(イコールズ)』にも期待せざるを得ない。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る

放送情報

エド・シーラン MUSIC VIDEO HISTORY
放送日時:2021年10月8日(金)14:00~
エド・シーラン Collaboration VideoSelects
放送日時:2021年10月9日(土)2:00~
MTV WORLD STAGE: エド・シーラン
放送日時:2021年10月28日(木)1:00~
チャンネル:MTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物