今年の10、11月に自身2度目となるソロツアー「AiNA THE END Solo Tour 2021 "THE ZOMBIE"」を開催したアイナ・ジ・エンド。11月24日には2ndアルバム『THE ZOMBIE』もリリースするなど、ここ最近ボーカリストとしての勢いが日に日に増している感がある。
"楽器を持たないパンクバンド"BiSHのメンバーとして活動しながら、独創的なハスキーボイスを武器に、精力的なソロ活動も同時に展開しているアイナ。もともとライブハウスなどで音楽活動をしていた彼女は、BiSHデビュー後、2017年の上位2名がエイベックスからソロデビューできるというWACK総選挙で2位に入り、1位のセントチヒロ・チッチとの両A面シングルでソロデビューを果たした。
2021年、そんな彼女のソロ活動がいよいよ本格化。1月に出演したYouTubeの人気チャンネル「THE FIRST TAKE」で、BiSHの楽曲「オーケストラ」をソロ歌唱し、大きな話題に。2月には全曲自身が作詞・作曲を手掛けた1枚目のアルバム『THE END』を発表。コンスタントに楽曲を発表し続け、9月からは3ヶ月連続で2枚のEPと2ndアルバムを発売する怒涛のリリースラッシュ、さらには前述のツアー開催と、まさに飛躍の年となった。
また、10月には椎名林檎がメンバーを厳選し、プロデュースした一夜限りのバンド・Elopersのボーカルにも抜擢。これまでもDISH//や東京スカパラダイスオーケストラら、数々のアーティストの楽曲に参加してきたことからも、アイナの類まれな歌声が、いかに周囲を惹きつけるかを証明していると言えるだろう。
そんなアイナが、10月25日にEP「DEAD HAPPY」のリリースを記念した生配信企画「アイナ・ジ・エンド『DEAD HAPPY』トーク&ライブ」を実施。ソロツアーにも帯同しているバンドメンバーと共に行った同ライブは、ライブハウスの客席フロアを全面使用した無観客配信ならではの構成に。「ZOKINGDOG」のパフォーマンスから幕を開けると、ハスキーで艶かしくも切実な歌声はもちろん、ダンスや仕草、表情まで、全身を駆使して楽曲の世界観を浮かび上がらせた。
パフォーマンスの途中、対談相手としてグランジ遠山が登場し、「DEAD HAPPY」の話から、当日公開された「ZOKINGDOG」のMVについてなど貴重なトークを展開。後半はまたライブに戻り、熱のこもったパフォーマンスを再開させると、ラストはギターを手に歌った「ペチカの夜」で、全6曲という贅沢なステージを壮大に締めくくった。
そして、この貴重な生配信企画の模様が、独占の撮り下ろしパフォーマンス映像を加えた特別番組「アイナ・ジ・エンド『THE ZOMBIE』トーク&ライブ」として、12月12日(日)にスペースシャワーTVにて放送されることとなった。
今回放送される特番では、配信ライブでは未公開だった「家庭教師」のパフォーマンスも放送。「家庭教師」はEP「BORN SICK」に収録された楽曲であり、跳ねるようなビートのポップなサウンドが特徴的な一曲。感情を絞り出すように歌うアイナが、この楽曲をどのように表現するのか?撮り下ろしの独占映像では、彼女の卓越したパフォーマンス力にも注目してほしい。
ソロアーティストであるアイナ・ジ・エンドとしての魅力や、ニューアルバムへの想いが存分に詰まった今回の特番を見れば、彼女が大躍進を遂げたその理由が分かるはずだ。
文=HOMINIS編集部
放送情報
アイナ・ジ・エンド「THE ZOMBIE」トーク&ライブ
放送日時:2021年12月12日(日)22:00~
「アイナ・ジ・エンド MUSIC VIDEO SPECIAL」
放送日時:2021年12月12日(日)23:00~
チャンネル:音楽・ライブ! スペースシャワーTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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