コン・ユの新たな魅力を創出！「新感染」シリーズや韓国版「寄生獣」が注目を集めたヨン・サンホ監督の作家性とは？

今年4月に配信された「寄生獣 －ザ・グレイ－」で、Netflixのグローバルランキング(TV・非英語部門)で首位を獲得するなど世界的反響を巻き起こした韓国のヒットメーカー、ヨン・サンホ監督。

原作である岩明均の名作漫画への深いリスペクトを込めつつも、新たなオリジナルストーリーで創出された韓国版「寄生獣」は、最終話に菅田将暉が"泉新一"役でサプライズ登場し、日本でも大きな話題を集めた。2024年には、Netflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」(2021年)のシーズン2の配信も控えており、ますます期待が高まっている。

もともとアニメーションを手掛けてきたサンホ監督は、"人間ならざるもの"が巻き起こす恐怖を強烈な映像で描き、いわゆる"ファンタ系"と呼ばれる秀逸なジャンル映画でブレイク。その名を世界中に知らしめた代表作こそ、7月27日(土)にＷＯＷＯＷプラスにて一挙放送される「新感染」シリーズだ。

シリーズ1作目となる「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年)は、韓国メジャー映画で初めてゾンビを扱った作品でありながら、当時の韓国映画歴代最高のオープニング記録を樹立し、オスカー監督ギレルモ・デル・トロら海外の名だたる監督にも絶賛されるなど、興行と評価の両面において大成功。後に同ジャンルの作品が続々と作られる"Kゾンビ"の火付け役となった。

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