「SEVENTEENの中でも最も面白くて話が上手いメンバー3人が集まって、ファンミーティングでパフォーマンスをしたらそれがウケた」と、BSSの"はじまり"をSEUNGKWANが明かしたようにトークにも"らしさ"が全開。ヨンジが新品のマイクを使っていることに気付いたHOSHIが「僕たちがプレゼントしたマイクは？」とツッコむと、それに追撃するようにDKやSEUNGKWANもまくし立て、普段はゲストを圧倒させるほどお喋りなヨンジを黙らせてしまう。

さらに、偶然にも黒のレザージャケットに白シャツ＆ネクタイ姿のヨンジとお揃いコーデとなったDKとHOSHIが、即座に"YSS"を名乗ると、仲間外れになったSEUNGKWANが「『スングァンのカステラ』へようこそ〜！」とすかさずMCの座を奪おうとする一幕も。SEVENTEENメンバーの中でも際立つバラエティ力の高さを随所で発揮し、会場に笑いを巻き起こした。

そんなふざけまくるトークとは裏腹に、DKが練習生時代に励まされた楽曲としてYBのバラード「Blue Whale」をしっとり歌い上げると、HOSHIもBIGBANGの"SOL"ことTAEYANG(テヤン)の「Seed」で優しい歌声を聴かせる。

そしてSEUNGKWANは、Lizzoがハリー・スタイルズとコラボした「Juice」をヨンジと共に披露し、最後はDKとHOSHIもそのダンスに加わるという心躍るステージを演出。番組のラスト、ダンサーを従えて一糸乱れぬダンスを見せつけた新曲「CBZ (Prime time)」のパフォーマンスまで、BSSのサービス精神溢れるショータイムがたっぷりと繰り広げられた。

「Fighting」のヒットで定着したアッパーなイメージに対してHOSHIの口から意外な本心が露呈するなど、盟友ともいえるイ・ヨンジを前に、いい意味で飾らない素顔を曝け出していたBSS。彼らの明るいエネルギーに触れると元気になる――トーク中にヨンジが何気なく放ったこの言葉こそBSS最大の魅力と言えそうだ。

文＝HOMINIS編集部