続いて約4ヶ月ぶりに「IDOL RADIO」にカムバックした「#124」は、オープニングで2ndミニアルバムのタイトル曲「CRUSH」を力強くパフォーマンス。そして、欠席となったATEEZ・ユンホのMC代役で"期待の星DJ"として紹介されたハンビンがMC席に座る。「このためだけに何回も頑張ってリハーサルしました」とホンジュン(ATEEZ)＆ハンビンがアピールする、息の合った掛け声とポーズに注目だ。

序盤のトークでは、リーダーとして様々な悩みを抱え感傷的になっていたハンビンを、キム・ギュビンが何も言わずに1時間抱き締めたというエピソードが飛び出す。それを目撃したメンバーのリアクションや感想なども明かされ、ラジオならではの深く突っ込んだ本音トークが展開される。

ジャン・ハオ＆ハン・ユジンが先生となった「CRUSH」の振り付けレッスンを挟み、「In Bloom」「New Kidz on the Block」「MELTING POINT」「CRUSH」と続く熱いメドレーパフォーマンスも見逃せない。

後半は、「自分にときめきを与えた"薔薇(バラ)"メンバー」と「自分をイラつかせた"棘(トゲ)"メンバー」をそれぞれが選ぶ"薔薇(バラ)の戦い"コーナーで盛り上がる。一人一人が近況も交えつつチョイスの理由を発表し、そのユニークな視点や相手との関係性も深掘り。デビュー当時よりさらに仲が深まった和気あいあいとしたトークは、「#124」の大きな見どころだ。

ここでしか見られないZEROBASEONEの素顔と絆が詰まった「IDOL RADIO」。活動初期のグループの空気感や、今とはひと味異なるメンバーたちの雰囲気を"見えるラジオ番組"で確かめてほしい。

文＝川倉由起子