韓国発の純愛ドラマ「優しい男の物語」が8月末に最終回を迎えた。主演を務めたイ・ドンウクとイ・ソンギョンの演技派2人によるケミも話題に。ドンウクといえば、大ブームを巻き起こした「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」(2016年)での死神役も注目を集め、ロマンス作品の代表格として日本でも高い人気を誇っている。

そんな彼の魅力が詰まっているのが、今から1年ほど前の2024年10月に日本公開されたラブロマンス映画「シングル・イン・ソウル」(2023年)だ。10月16日(木)にＷＯＷＯＷシネマで放送される本作は、性格もライフスタイルも価値観も真逆の2人が、ソウルの街でシングルライフを探す姿を描くラブストーリー。

ソロ活好きで気ままなシングルライフを楽しむ人気インフルエンサーかつカリスマ塾講師のヨンホと、一人が苦手で恋愛に関しては妄想癖のある有能な編集長ヒョンジン。2人は、シングルライフと観光地がテーマのエッセイ「シングル・イン・ザ・シティ」シリーズの著者と編集者として出会う。誰かといたい編集長と一人でいたいインフルエンサーは、何もかも真逆ゆえに本を巡って何度も対立する。しかし、企画が進むにつれて次第に特別な感情が芽生えていき...。

高身長に端正な顔立ち、韓国イケメン俳優の筆頭であるドンウクだが、本作では1人の時間を愛する"ソロ活のプロ"ヨンホを演じている。シンプルでスタイリッシュな部屋に猫と暮らし、シングルライフを満喫しているヨンホ。穴埋めで執筆者として推薦された彼は、まったく異なる価値観のヒョンジンに拒否反応を示しながらも、少しずつ心を通わせていく。

ヨンホは一見クールで排他的な完璧主義者に見えるが、うまくいかなかった恋にトラウマを抱え、恋愛を捨てて自分へ投資するようになっていた。彼の複雑な胸の内や拗らせた恋愛観をドンウクがリアルに体現。辛辣で嫌味なところはあるヨンホだが、根はお人好しでうっかり者な一面も。優しい眼差しや可愛らしい笑顔にも胸をときめかされ、ヒョンジンに振り回される様もコミカルで愛らしく、そのギャップがたまらない。