"セブチ"ことSEVENTEENのリアル王子、JUN(ジュン)の表現者としての原点!変声期前と思しき少年の叫び、寂しさ、怒り...切実な胸中が滲み出た「野。良犬」

韓流・海外スター

「野。良犬」
「野。良犬」

最初に入隊したJEONGHAN(ジョンハン)の除隊が2026年6月に控えるなど、間もなくデビュー11周年を迎える今、軍白期の真っ只中にいるSEVENTEENのメンバーたち。"13人"の結束はそのままに、ソロやユニット活動を通して、新たな"個"の表現を広げるフェーズを迎えている。

そんな中で改めて注目したいのが、"リアル王子"とも称される中国出身メンバー・JUN(ジュン)の俳優としての歩みだ。

単独初主演を務めたラブコメディ「独占おとぎ話」(2021年)では、クールな秀才イケメンを演じ、情熱的なキスなど大胆なラブシーンの数々も話題に。また、幼い頃から憧れていたジャッキー・チェンとの共演という夢を叶え、2025年末に日本公開された映画「シャドウズ・エッジ(原題:捕風追影)」では、俳優として上海国際映画祭にも正式招待された。他にも、中国のアクションスターが名を連ねた武侠映画「鏢人:風起大漠(英題:Blades of the Guardians)」など、近年の出演作品からも、JUNの俳優業に対する並々ならぬ覚悟が感じられる。

SEVENTEENのリアル王子、JUNの原点ともいえる必見の映画「野。良犬」
SEVENTEENのリアル王子、JUNの原点ともいえる必見の映画「野。良犬」

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しかし、JUNの俳優としてのキャリアは、アイドルデビューよりはるか前の子役時代に遡る。幼少期から中国・香港で子役として活躍していた彼の"原点"とも言える作品が、2025年8月に"幻の名作"として日本でもリバイバル公開された映画「野。良犬」(4月10日(金)に衛星劇場にて放送)だ。

第3回香港映画監督協会年度大賞の最優秀新人俳優賞を受賞し、第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)の最優秀新人俳優にもノミネートされるなど、本作で高い評価を得たJUN。当時10才前後の彼が演じたのは、親を失い孤独の中で生きる少年・ラムだ。

他人に心を開かず、ほとんど言葉を発しないラムは、視線やわずかな表情の変化で内面を表現しなければならない非常に難しい役どころ。ハッとするほどの美少年ぶりや、可愛らしい体操着姿にまず目がいきがちだが、その沈黙の中には、彼の寂しさ、怒り、そして誰かに寄り添ってほしいという切実な願いが滲み出る。"演じていないかのようにそこに生きる"ラムのリアリティある佇まいに、思わず胸が締め付けられる。

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