『ドランク・モンキー/酔拳』 © 1978, 1985 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.
アクションスターといわれて、あなたは誰を思い浮かべるだろうか。ブルース・リー、トム・クルーズ、ドニー・イェン...このような俳優を考える人が多いのではないだろうか。しかし、その中でもアジア圏で特に知名度が高く、思いつく人が多いと思われるのがジャッキー・チェンである。
『酔拳2』 © 1994 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
4月7日(火)に誕生日を迎えるジャッキーは日本でもモノマネ芸人が出るくらい浸透している俳優だ。今回はそんなジャッキーが出演する作品たちに触れながら、その魅力を伝えていく。
以前のコラムで取り上げた「ライド・オン」(2023)でも彼のアクションに触れたが、年齢的なこともあり、同作はどちらかといえば俳優としての芝居に比重を置いていた(それでも映画終盤のNG集で馬と接触するなど、ヒヤヒヤするシーンは多数あったが)。しかし、今回のジャッキー特集で放映される「ドランク・モンキー/酔拳」および「酔拳2」では、彼の代名詞ともいえる多彩なアクションシーンを存分に堪能できる。また、昨今の様々な作品で用いられる「酔拳」というモチーフを世間に広めた金字塔でもある。
『スネーキーモンキー/蛇拳』 © 1978 Seasonal Film Corporation. All Rights Reserved.
さらに本作で、ジャッキーは「コミカルなカンフー映画」という新たなジャンルを確立した。ジャッキーといえば明るいエネルギーを思い浮かべる人が多く、彼自身もそうした魅力に溢れている。しかし、本作以前の1970年代初頭まで、カンフー映画といえば「シリアスな仇討ち」が主流だった。彼が最初にブレイクした「スネーキーモンキー/蛇拳」でも、ジャッキー持ち前の明るさで作品に貢献してはいたものの、過去のフォーマットを完全に打破するまでには至っていなかった。「新たなジャンルの確立」という視点で、ぜひ「ドランク・モンキー/酔拳」と「スネーキーモンキー/蛇拳」の2作品を見比べてみてほしい。











