ハン・ソッキュ 歴史的傑作「シュリ」でソン・ガンホチェ・ミンシクら世界的名優と競演

韓流・海外スター

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「シュリ デジタルリマスター」
「シュリ デジタルリマスター」

©Samsung Entertainment

そして、韓国映画史を振り返るうえでハン・ソッキュの存在を欠かすことはできない。「シュリ」の空前のヒットによって国民的俳優へと飛躍し、韓流ブーム以前の1990年代から韓国映画界を牽引してきた俳優の1人だ。「八月のクリスマス」をはじめ、「ユゴ 大統領有故」(別題「その時の人達〜有故、大統領〜」)、「ベルリンファイル」など数々の話題作に出演し、韓国映画界を代表する俳優として確固たる評価を築いてきた。

映画だけではなくドラマでも存在感は健在だ。「浪漫ドクター キム・サブ」シリーズではカリスマ医師を熱演し、2024年の心理サスペンス「こんなに親密な裏切り者」でも高い評価を獲得している。30年以上にわたって第一線を走り続ける姿は、韓国エンターテインメント界を代表する名優と呼ぶにふさわしい。

「シュリ デジタルリマスター」
「シュリ デジタルリマスター」

©Samsung Entertainment

要人暗殺事件を捜査中の韓国情報部員 ユ・ジュンウォン(ハン・ソッキュ)と同僚のイ・ジャンギル(ソン・ガンホ)。犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追跡する中で、2人は強力な破壊力を持つ液体爆弾を用いたテロの脅威を知る。そのターゲットは南北両首脳――。国家の命運を左右する極秘任務の中で、それぞれの信念や愛が交錯していく。

1999年2月13日に韓国で公開された「シュリ」は、「タイタニック」が打ち立てた韓国国内の歴代興行記録を塗り替え、621万人を動員する空前の大ヒットを記録。韓国映画の可能性を大きく押し広げた歴史的作品として、その名を映画史に刻んだ。

本作でハン・ソッキュが演じるユ・ジュンウォンは、国家の任務と愛する人への思いの狭間で揺れ動く韓国情報部員。任務を遂行する情報部員としての冷静さと、恋人に見せる穏やかな表情を自然に演じ分け、サスペンスとラブストーリーという異なる要素を違和感なく成立させている。

派手なアクションだけでなく、抑制の効いた演技で葛藤や苦悩を繊細に表現し、ストーリーが進むにつれて増していく緊張感と切なさを見事に体現している。終盤に向けて見せる感情のうねりは、本作が韓国映画史に残る傑作と評される理由の1つと言える。

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