ユン・シユンさん登場!主演ドラマ「大君(テグン)―愛を描く(原題)」の裏話などお聞きしました!
ドラマ「大君-愛を描く」では、チン・セヨンさんと初共演されました。チン・セヨンさんの印象はいかがでしたか?
「僕は韓国の女優の中で、セヨンさんほど明るいエナジーを持っている人はいないと思います。セヨンさんが男装姿で絵を習いに来るシーンでは、彼女特有のエネルギッシュな魅力が爆発していました。ソンビ(高尚な文人の呼称)姿もとても似合っていて、可愛らしかったです。」
シユンさん演じるフィは、セヨンさん演じるヒロインのジャヒョンと"絵"を通じて距離を縮めていきます。シユンさんは、どんな女性に惹かれますか?
「僕はファッションセンスが全くないんです。だから、おしゃれな女性を見ると、『お!』と思いますね。」
ファッションセンス、ないんですか?(笑)
「そうなんですよ。5年前の写真を見ると、今と同じ服を着ているくらいファッションには興味がなくて。あまりのひどさにファンの方々が洋服をプレゼントしてくださるのですが、その服もうまく着こなせないんです(笑) だから、おしゃれな彼女を見つけて、僕の服を全部コーディネートしてもらって、イケてる男に変身させてほしいです。僕、夢があるんです。朝僕が起きると、『これを着ていって』ってその日に着る服が準備してあるんです。これを着て、外に出ると周りの人に『お前、最近なんか垢抜けたな』と言われるという(笑)」
今作は兄弟の王位争いとひとりの女性をめぐる争いを描いた作品です。ご自身は一人っ子だそうですが、今作に描かれている兄弟の確執をどのように感じましたか?
「兄弟というのは、大なり小なり何かにつけて争うものなんだなと。周りの人たちを見ても、よく兄弟喧嘩をしているじゃないですか。今日はチキンだ、今日はピザだって。ドラマでは、時代も身分も僕たちと違うので『生き死に』をかけた争いに発展してしまいますが、兄弟の姿は今も昔も変わらないんだなと思いました。」
兄弟が欲しいと思ったことはありますか?
「兄が欲しいと思ったことはあります。僕、幼い頃同い年の中でも大柄な方だったんです。僕がちょっとどついたりすると、友達たちは自分のお兄さんを連れてきて、僕をしばくんです! ずるいでしょう!? そういうとき、僕にも兄がいたらいいな、と切に思いました(笑)」
ドラマ「製パン王キムタック」やバラエティ番組「1泊2日」で見せる姿からか、たくましくて真っ直ぐな性格のイメージがあります。
「あはは。それは誤解ですね(笑) 視聴者のみなさんの期待やイメージを壊さないよう努力しているだけです。けっして『かっこつけている』のではないですよ。みなさんをがっかりさせないようにするのが俳優の義務だと思うんです。『ユン・シユンはたくましくて、爽やかだ』という人々のイメージを壊さないように、日々体作りや肌ケアに勤しんでいます。」
ユン・シユンさんのイメージと本来の姿で、決定的に違うと思うのはどこですか?
「みなさん、僕が規則正しくてきちんとした生活をしていると思っていると思いますが、本当は"ぐうたら"を愛する人間です(笑) やることがない時は、部屋でゴロゴロしたりボーッとしたり、ゲームをしたりしています。体と心の限界まで働いて、休みになったら一気にダラ~ん。その時間が至福の時です。」
ゲームがお好きなんですね。
「韓国ではオンラインゲームが人気ですが、僕は多くの日本の方がそうであるようにTVゲームをするのが好きです。ストーリー性のあるRPGをよくやります。はっきりと言います。韓国の男性芸能人の中で、僕はゲームが一番下手です!(笑) だからいつも一人で、一番難易度の低いステージを緊張しながらやっています。すごく簡単なので、死にもしないんですよ(笑) だからといって、次のステージに行くのは怖いので、ずーっと同じところをぐるぐる回っています。他の人から見たらもどかしいと思うんですけど、僕にとってはそれがめちゃくちゃ楽しいです(笑)」
今インタビューは、読売新聞で連載されている「シムクン♥韓流 powered by スカパー!」で掲載されます。シユンさんは新聞を読みますか?
「新聞、好きですよ。社会経済面をよく読みます。世の中がどう回っているのかにすごく興味があって。韓国では最近ネットで新聞を読む人が多くなってきていますが、僕は"紙"派。新聞独特の匂いも好きだし、手触りも好きだし、何より初めはペチャンコなのに読んでいくとボリュームが出てくるのが、好きで!マニアックですか?(笑)」
最近、一番興味を持ったニュースは?
「やはり、南北平和会談でしょうか(取材は5月中旬)。とても嬉しいニュースでした。嬉しいニュースが続くといいですね。」
取材・文:酒井美絵子
聖心女子大学卒業後の2001年に渡韓。韓国外国語大学大学院在学中の2002年から、韓国から日本に輸出されるK-POP紹介番組などに出演。2004年からは日本の韓流ブームに乗り韓流雑誌への寄稿を開始。その後、出版・テレビ・映画といったメディア業界を中心に、ライター、コーディネーター、翻訳家として日々活動中。
2016年4月からは、BSスカパー!(BS241)で放送中の『韓流ザップ』で「天の声」を担当。
「シムクン♥韓流 powered by スカパー!」とは
「シムクン♥韓流 powered by スカパー!」とは、2016年4月より読売新聞夕刊「popstyle(ポップスタイル)」紙面にて始まったスカパー!とのコラボ連載企画です。
「シムクン」とは、韓国語で「胸キュン」を意味する流行語です。
次世代の韓流スターの素顔に迫ったインタビューと写真、プレゼント企画など「シムクン」な内容盛りだくさんです。「シムクン♥韓流 powered by スカパー!」は、毎月第4水曜日にて連載中です。
※読売新聞夕刊をご購読でない方は、駅売店などでお求め下さい。50円です。また、よみうりショップでも紙面販売を受け付けております。
詳しくは、こちら↓の紙面購入方法をご覧下さい。
http://blog.yomiuri.co.jp/popstyle/yukan.htm
当サイトでは「シムクン♥韓流powered by スカパー!」と連動し、記事内では伝え切れなかったエピソードなどを読むことができます。ぜひ、「シムクン♥韓流powered by スカパー!」とあわせてお楽しみください。
放送情報
「大君-愛を描く(原題)」
同じ女性を愛した2人の王子の争いを描いたロマンス時代劇。歴史上の人物首陽大君(スヤンテグン/後の第7代王・世祖)と安平大君(アンピョンテグン)の兄弟の争いをモチーフに、二人の王子と彼らの心を揺さぶるヒロインの愛の三角関係が描かれる。
「製パン王キム・タック」や「魔女宝鑑~ホジュン、若き日の恋~」のユン・シユンが、主人公イ・フィを演じ、「オクニョ 運命の女(ひと)」で日本でも人気を集めている女優チン・セヨンが二人の男性から愛される朝鮮最高の美女ソン・ジャヒョンを演じる。そして、イ・フィの兄でライバルでもあるイ・ガンを、「善徳女王」以来の歴史ドラマへの出演となるチュ・サンウクが好演し、高評価を得た。演出は「王女の男」「朝鮮ガンマン」のキム・ジョンミン監督、脚本を「イニョプの道」のチョ・ヒョンギョン作家が手掛けた。
【あらすじ】
宮殿の中で育ったイ・フィ(ユン・シユン)は優しい性格で競争心がない。一方、おてんば娘のジャヒョン(チン・セヨン)は王宮で開かれている花嫁修行をこっそり抜け出したところをフィに助けられる。フィと彼の兄のガン(チュ・サンウク)には婚姻の話が持ち上がっていたが、フィは顔も見たこともない相手と結婚することに不安を感じていた。そんな折、ガンとフィが戦う撃球(キョクグ)の試合を密かに観に来ていたジャヒョンは、思わぬところでフィと再会し、二人は急速に惹かれあっていく。そんなある日、ガンの兄である王が危篤状態に陥ってしまう。そこで王の遺言を聞いたのは、北方から戻った弟フィだった。悔しさをにじませるガンは、フィとジャヒョンの仲を裂こうと画策する。
出演:ユン・シユン、チン・セヨン、チュ・サンウク、ソン・ビョンホ、ヤン・ミギョン、リュ・ヒョヨン、ソン・ジヒョンほか
演出:キム・ジョンミン
脚本:チョ・ヒョンギョン
放送日時:2018年8月17日(金)23:00~
※毎週(金)2話連続放送
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。