ユン・シユンがイメージを一新!"好感度"を封印し、挑んだ難役とは?

デビュー作のドラマ「明日に向かってハイキック」(2009年)で瑞々しい演技を見せてから早10年――毎年2~3作品ずつコンスタントにドラマに出演し、日本でも根強いファンの多い俳優、ユン・シユン。見る者を虜にする人懐っこい笑顔と誠実な芝居が彼の持ち味だが、着実に演技の幅を広げ、「親愛なる判事様(原題)」では今まで見せたことのない表情を露わにしている。

ユン・シユン

(C)SBS

2011年に最高視聴率50%前後を叩き出したドラマ「製パン王 キム・タック」では、パン作りに情熱を燃やす主人公を演じ、韓国での知名度は急上昇。その後、ドラマ「私も、花!」(2013年)では、アパレルショップの駐車係と見せかけて実はその店の代表取締役という役柄を好演。続いてドラマ「となりの美男<イケメン>」(2013年)でも引きこもったヒロインを外の世界に連れ出す人気クリエイターに扮し、笑顔がまぶしい好青年という立ち位置を不動のものにした。

2014年、訓練や任務が厳しいことで知られる海兵隊への入隊を突如発表。周囲を驚かせるが、ファンタジー時代劇「魔女宝鑑」(2017年)で2年ぶりにドラマ復帰した以降は、タイムスリップするK-POPスターを演じた「最高の一発」(2017年)や、朝鮮王朝時代に王位継承と一人の女性を巡り野心的な実兄と争うことになる大君(テグン)に扮した「不滅の恋人」(2018年)など、ひと癖あるキャラクターに次々と挑戦。30歳を過ぎ、やや童顔な面持ちの中にも、大人の男性としての深みが徐々に増してきた。

「親愛なる判事様(原題)」

(C)SBS

そんなシユンの主演作が、優秀判事である兄と前科5犯の双子の弟を一人二役でこなしたドラマ「親愛なる判事様(原題)」だ。一卵性双生児として産まれた兄スホと弟ガンホ。スホは全国トップで法学部に入学し、最年少で判事になる。一方のガンホは、スホが司法試験に合格した日、ひょんなことから警察に捕まってしまい前科者に。刑務所から出てきたガンホは、スホがいなくなっていることに気付き、消えてしまった兄に代わって判事として法廷に立つことになる。

「親愛なる判事様(原題)」

(C)SBS

「親愛なる判事様(原題)」

(C)SBS

本作の見どころは、優秀かつ完璧な兄スホと、兄にコンプレックスを抱く弟ガンホを、シユンがどう演じ分けるか...という点。今までの愛らしい笑顔をほぼ封印し、鋭い目つきで法廷に挑んでいる。また、"人間"の尊厳を重んじる司法研修院生ソン・ソウン(イ・ユヨン)との関係が、どのように変化し、ロマンスへと発展していくのかも気になるところだ。

「親愛なる判事様(原題)」

(C)SBS

「親愛なる判事様(原題)」

(C)SBS

同ドラマの制作発表会でシユンは「医療ドラマや法廷ドラマは、演技力を試してもらえる舞台だと思う」と話し、法廷ドラマへの出演が夢だったことを明かしている。今まで多くの場数を踏んで、演技の幅が広がってきたシユンだけに、異なる性格の兄弟をどう演じ分けるのか、日本初放送を楽しみに待ちたい。

素顔は好感度抜群の笑顔!「親愛なる判事様(原題)」のキャストが勢ぞろい!

(C)SBS

文=津金美雪

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放送情報

親愛なる判事様(原題)
放送日時:2019年6月21日(金)23:00~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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