1999年に俳優デビューを果たすと、瞬く間に人気俳優の地位を確立したイ・ドンウク。184cmの長身と甘いマスクでファンを魅了し続け、第一線で活躍する彼が、最近最も注目を集めた番組といえば、新星ボーイズグループ・X1(エックスワン)を誕生させたオーディション番組「PRODUCE X 101」だろう。歌手ではないドンウクが、オーディションに参加する練習生を応援する"国民プロデューサー"代表に抜擢。デビューを懸けてしのぎを削る練習生たちに積極的に寄り添い、厳しくも温かな言葉をかけるその姿は、俳優イ・ドンウクとは全く異なるものだった。
「PRODUCE X 101」では"頼れる兄貴"の一面を見せたドンウクだが、普段は抜群のスタイルと端正な顔立ちから、クールかつ上流階級なイケメンを演じることが多かった。2005年のドラマ「マイガール」では、大企業の御曹司にして商才に長けた実業家・ゴンチャンを好演。また除隊後の俳優復帰作として2011年に出演した「女の香り」でも、旅行会社の御曹司・ジウク役に。父である社長のいいなりで何事にも無気力だった彼が、余命半年のヒロインと出会い、しだいに人生の意味を見出していく様を見事に体現した。
さらに、最新ドラマ「真心が届く」で、仕事は完璧なのに恋愛音痴な弁護士のジョンロク役を演じたドンウクは、代表作「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」のユ・インナと再共演。恋愛に鈍感な弁護士というキャラクターは、どこか現実離れしたイケメンすぎるルックスとも相まって、意外なほどのハマリ役だった。
そんな俳優イ・ドンウクとしての新たな一面を見られるのが、女性チャンネル♪LaLa TVで秀逸なサスペンスドラマ全6本を特集する「LaLa TV♪真夏のサスペンスSpecial」の1本として、8月21日(水)から放送されるドラマ「ライフ」だ。大学病院が舞台となる本作は、若手医師と病院の改革に乗り出す新任社長の対立や院内の複雑な人間関係をリアルに描いた医療ドラマ。この物語でドンウクが演じるのが、サングク大学病院応急医療センター所属の若手医師イェ・ジヌだ。
目立つことを嫌い、医師としての強い信念を持つジヌにとって、大学病院は"職場"を超える意味を持つ大きな存在。平凡だが医師としての使命に燃えるジヌを、時に泥臭さすら漂うほどエモーショナルに演じているドンウクの演技はまさに新境地といっていいだろう。一方、大企業から病院の社長として赴任することになったスンヒョ(チョ・スンウ)の冷徹なまでに利益を優先する姿は、病院を守ろうと奔走するジヌとは真逆。二人の対立が物語を盛り上げていく。
「マイガール」「女の香り」などで見せた"クールなイケメン"とはガラリと印象を変えたドンウク。「PRODUCE X 101」での"頼れる兄貴"っぷりに魅了された人こそ、「ライフ」で新たな境地に挑んだ彼の役者魂に触れてほしい。
文=スズキヒロシ
放送情報
ライフ
放送日時:2019年8月21日(水)12:00~
※毎週(月)~(金)12:00~
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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