今年1月に解散した11人組ボーイズグループ・Wanna One。その中心メンバーの一人で、当時から日本でも抜群の人気を誇っていたパク・ジフンは、ソロ活動に移行してからもホットな話題を提供し続けている。
今年3月に1stミニアルバム『O'CLOCK』をリリース、4月には日本で初となる単独ファンミーティング「First Edition」を開催。その後、音楽番組「人気歌謡」のスペシャルMC挑戦や、バラエティ番組「知ってるお兄さん」にも出演するなど、活躍の幅を広げてきたジフン。12月にはニューアルバムでのカムバックと同時にアジアツアーが決まっており、東京と神戸でも「Park Ji Hoon FANCON ASIA TOUR IN JAPAN 2019」を開催予定だ。
アーティストとして飛躍した1年――しかし、ジフンの2019年について言及するのであれば、最大のトピックはラブコメ時代劇「コッパダン(原題)」での俳優復帰だろう。
もともと実力のある"可愛すぎる子役"として知られていたジフン。2006年に放送された「朱蒙」を皮切りに「王と私」(2007年)、「イルジメ(一枝梅)」(2008年)と、脚光を浴びた人気時代劇に立て続けに出演してきた。なかでもジフンが8歳の頃に出演した「王と私」では、去勢の儀式を迎える衝撃的なシーンを熱演。涙を浮かべながら歯をくいしばる演技はリアリティにあふれており、子役ながら相当な話題を呼んだ作品だった。
そんなジフンが時代劇で俳優活動を再開。子役時代から心身ともに成長し、磨きのかかった演技を披露している。最新作「コッパダン(原題)」は、女性よりも美しいイケメン3人組による結婚仲介人"コッパダン"が、王の初恋の相手で男勝りの女性・ケトンを王妃に仕立て上げるというラブコメディ。ジフンが演じるのは、コッパダンのメンバーであり"朝鮮最高のファッショニスタ"のコ・ヨンス。出生不詳だが繊細なメイクと華麗な着こなし、さらに抜群の愛嬌を備える末っ子という役どころだ。
ヨンスは自身の性格とは正反対だったようで、「どんなトラウマがあって、何が好きで何が嫌いなのか。ヨンスの心をじっくりと観察して分析した」と語るジフン。その言葉通り、ヨンスの満点の笑顔の奥にはどこかミステリアスさを感じさせることも。また、言い間違いをしても自信たっぷりで、遠慮のない発言も持ち前の愛嬌でカバーする末っ子らしさも魅力的だ。
また、ジフンとともに結婚仲介を行うメンバーとして、「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」(2016年)の王を演じたキム・ミンジェ、モデル出身で完璧なプロポーションのピョン・ウソクら次世代イケメン俳優が総出演したことも話題になった同作。そんな中でもジフンが演じるヨンスはキャラクターが立っており、存在感は抜群だ。ジフンが俳優として確実に爪痕を残した「コッパダン(原題)」は衛星劇場で12月13日(金)から放送される。新たな俳優人生の第一歩を華麗に踏み出したジフンの演技をぜひ見届けたい。
文=津金美雪
放送情報
コッパダン(原題)
放送日時:2019年12月13日(金)23:00~
※毎週(金)23:00~2話連続放送
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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