大人の色気が漂う!キム・ジェウク、「ミステリアス」で倍増するクールな魅力

今年4月2日に37歳の誕生日を迎え、自身のInstagramにイチゴのケーキを持った写真と感謝のメッセージを投稿したキム・ジェウク。大人の色気漂うジェウクの端正な顔立ちと、可愛らしいケーキというギャップが目を引き、話題となった。

やはりジェウクといえば、心地良い低音ボイスで演じるクールな役どころが魅力。昨年はラブコメディドラマ「彼女の私生活」(2019年)で、気難しい画家であり、芸術作品の目利きでも抜群の才能を発揮する美術館の新館長を演じ、改めてその魅力を感じさせてくれた。「上品」「クール」という言葉は、ジェウクを形容する時によく使われるが、そこに「ミステリアス」というワードが加わると、彼の魅力は倍増するように思う。

キム・ジェウクの魅力が凝縮した「客-ザ・ゲスト-」での演技

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

もともとモデルから活動をスタートしたジェウクが、一躍トップ俳優に名を連ねることになったきっかけはドラマ「コーヒープリンス1号店」(2007年)。イケメンだけが働けるカフェで、ワッフルを売っていた店員・ソンギを演じ、"ワッフルソンギ"と呼ばれて人気を得た。その風貌はロングヘアに黒いマニキュア姿。さらに、日本語でひとり言をつぶやくというミステリアス過ぎるキャラクターだ。クールであまり人と話をしないソンギが、物語が進むにつれて笑顔も見せるようになるなど、他の登場人物と打ち解けていく様子も好印象だった。

ジェウクがミステリアスな魅力を発揮するのはラブコメだけではない。チャン・ヒョク主演のヒューマンドラマ「ボイス~112の奇跡~」(2017年)では、今までのイメージを覆す悪役に挑戦した。妻を失った刑事・ジニョク(ヒョク)と絶対聴覚を持つ女性・グォンジュ(イ・ハナ)が、事件の真犯人を突き止めるために奮闘する同作。ジェウクは事件に関わるエリート御曹司・テグに扮した。

紳士的なルックスでスキャンダルも一切ない完璧な人物だが、何を考えているのかまったくわからないテグ。ジニョクの「可哀相なサイコ野郎」という挑発にも不敵な笑みを浮かべるだけ。視聴者からは「悪役なのにセクシーで上品!」「怖いけど魅力的」など、ジェウクの新境地となった悪役演技を絶賛する声が相次いだ。

「客-ザ・ゲスト-」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

そして、「コーヒープリンス1号店」のキム・ドンウクと再共演を果たし、「ボイス~112の奇跡~」で演出を務めたキム・ホンソンと再タッグを組んだ本格サスペンスアクション「客-ザ・ゲスト-」(2018年)が、7月13日(月)よりKBS Worldにて放送される。

「客-ザ・ゲスト-」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

20年前、小さな村で悪霊による残忍な殺人事件が発生。当時、悪霊が見えたせいで母親を失ったユン・ファピョン(ドンウク)と、悪霊にとりつかれ家族を殺した兄の行方を追う司祭チェ・ユン(ジェウク)、そしてユンの兄に母を殺された刑事カン・ギルヨン(チョン・ウンチェ)が、悪霊との闘いに身を投じていく。

セミナーや神父へのインタビューを通じて念入りに役づくりをしたというジェウクは司祭服に身を包み、信仰心が厚く厳格な性格のユンを見事に体現。悪魔祓いのシーンは、真剣な眼差しで憑依者と呼吸の合った演技を見せた。

「客-ザ・ゲスト-」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

「客-ザ・ゲスト-」

(C)STUDIO DRAGON CORPORATION

科学的に証明できない難しいテーマを扱った作品ながら、臨場感のある雰囲気に仕上がっているのはジェウクの持つミステリアスな雰囲気によるものが大きいだろう。30代後半を迎え、役者としても本格的に脂が乗っているジェウク。今後も謎めいた雰囲気を備えた彼の演技をぜひ堪能したい。

文=津金美雪

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放送情報

客-ザ・ゲスト-
放送日時:2020年7月13日(月)22:00~
※毎週(月)(火)22:00~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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