パク・ヘジンの"ユ・ジョン先輩"は最強！嫌味にならない完璧なイイ男ぶりとは？

37歳になった今でも若々しい端正な顔立ちと、186cmのスラリとしたスタイルが際立つパク・ヘジン。今年に入ってから、ラブロマンス「フォレスト(原題)」、オフィスコメディ「コンデインターン(原題)」と主演ドラマが相次いで制作。両作品とも9月に日本初放送を迎えており、今改めてヘジンへの注目度が高まっている。

2006年のドラマ「噂のチル姫」でデビューすると瞬く間にブレイクし、2011年には中国ドラマ「いつか王子様が」に出演。胸キュン演技を連発し、"ヘジン病患者"と呼ばれる熱狂的なファンが急増した中国では、その後アパレルブランドや切手セットのモデルにも起用され、高い人気を持ち続けている。

また、同時期には日本で歌手デビューを果たし、活動の場を韓国だけでなくアジアへと広げたヘジン。その後も「いとしのソヨン」(2012年)や「星から来たあなた」(2013年)、「ドクター異邦人」(2014年)、「バッドガイズ-悪い奴ら-」(2014年)...と、言わずと知れた大ヒットドラマに出演し続けてきた。

そんなへジンが再びアジアを大きく揺るがしたのは、日本でも配信された人気ウェブ漫画が原作のドラマ「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」(2016年)に出演した時だった。

優しい笑顔の裏に冷徹な素顔を隠す大学生、ユ・ジョンに扮したヘジンは、ドラマ放送直後から原作ファンの間で"ユ・ジョン先輩そのもの"と称賛されて話題沸騰。果ては"ユ・ジョン先輩シンドローム"と呼ばれるほどの熱狂を呼び、その現象は、韓国だけにとどまらず、中国や日本など放送された国々で巻き起こっていった。

裕福な御曹司でもあるユ・ジョンはみんなから慕われている一方で、何を考えてるのか分からない謎めいた性格が特徴。そのミステリアスな魅力が一層際立つのが、平凡な女子学生・ソルを相手にした時の強烈なツンデレぶりだ。ソルを馬鹿にしながら冷笑したり、落とし物を踏みつけたり...と冷酷極まりない対応をしておきながら、ある時からは別人のように優しくなり爽やかな笑顔で「ソル、付き合おう」などと言ってくる...。

もはや"ツンデレの域"を超えた豹変ぶりや、そのパーフェクトすぎる存在自体が、まるでミステリーのようなのだが、ソルと一緒に食事を楽しむためにコンビニおにぎりの開け方を練習したり、酔っぱらったソルをおんぶしてあげたり、不審者に怯えるソルの側で安心させてくれたり...と要所で甘い魅力が炸裂。普段はクールな表情だけど、ソルだけには優しい笑顔で接してくれる姿も見ていてドキドキさせられること必至だ。

回を重ねるごとに評判を呼び、近年「愛の不時着」の大ヒットで知られるテレビ局・tvNの月火ドラマ歴代最高視聴率を記録した同作は、その圧倒的な人気を追い風に、2018年には映画化が決定。ユ・ジョン先輩の甘いシーンもギュっと詰め込んだ映画版では、ヒロインのソル役は、原作ファンによるキャスティング投票で1位となった美人女優オ・ヨンソへとバトンタッチ。主演2人の新たなケミストリーが楽しめる本作は、11月15日(日)にアジアドラマチックTV (アジドラ)にて放送される。

様々なドラマに引っ張りだことなり、次作は天才サイコパス犯罪心理学者を演じるドラマ「クライムパズル(原題)」と噂されるヘジン。この新ドラマも非常に興味深いが、今一度、彼の代名詞的作品を見直してみるのもいいかもしれない。

文＝津金美雪

この記事の全ての画像を見る