「キングダム」の世子役が好評のチュ・ジフン、20代で見せた"魔性の男"が超リアル

『キッチン~3人のレシピ~』
『キッチン~3人のレシピ~』

独特のオーラを纏った端正なルックスと187cmという体格で、スタイリッシュな作品との相性が抜群の俳優チュ・ジフン。最近では"時代劇×ゾンビ"という斬新な組み合わせで話題を集め、シーズン2も制作されるほどの人気を集めているドラマ「キングダム」(2019年)に主演し、未曾有の事態に翻弄される世子という役柄を変幻自在の演技で表現している。

"世子(=皇太子)"といえば、デビュー翌年の2006年に主演した時代劇「宮-クン- Love in Palace」でツンデレな皇太子を演じ大ブレイクしたジフンだが、近年では、映画『神と共に』シリーズ(2018年)では武闘派な冥界の使者、『暗数殺人』(2018年)では謎めいたサイコパスと、クセの強いキャラクターで実力の高さを証明。風変りな設定の物語でこそ本領を発揮するといっても過言ではないジフンだが、過去にその持ち味を存分に発揮したのが、11月13日(木)にDATVにて放送される『キッチン~3人のレシピ~』(2009年)だ。

チュ・ジフンの演技力が際立つ『キッチン~3人のレシピ~』

(C)2009 SOOFILM All Rights Reserved.

本作は、1組の新婚夫婦と不思議な青年との危うい三角関係を、お洒落なタッチで描く一風変わったラブストーリー。優しい夫と幸せに暮らすモレ(シン・ミナ)は、ある日、開館時間外の美術館に忍びこむとそこで謎めいた青年・ドゥレと出会い、ついキスを交わしてしまう。その後、フレンチレストランの開業を目指す夫に料理を教えるため、パリから天才シェフが到着。そのシェフこそがドゥレであり、住み込みで同居することになった彼と接するうち、モレは次第に惹かれていく...というストーリーだ。

『キッチン~3人のレシピ~』

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ジフンが過去に出演した『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』(2008年)で脚色を担当した女性監督ホン・ジヨンが手掛け、繊細かつリアリティを感じさせるような演出で、男女の揺れ動く関係性が丁寧に綴られる。不適切な関係も不適切に見えないような、独特の質感を帯びている不思議な作品だ。

「宮-クン- Love in Palace」、「魔王」(2007年)と話題作に立て続けに出演した直後、乗りに乗っているジフンが演じたドゥレのキャラクターもまた独特で、天才ゆえの自由奔放さと、どこか謎めいた雰囲気を漂わせている。資質が問われる役どころだが、ジフンは甘さとミステリアスな魅力をすでに確立。例えば、美術館のシーンでは、微笑を浮かべたと思えば、ふと何を考えているか分からないような遠い目を見せ、モレを翻弄。序盤から、視聴者を一気に惹きつけていくのだ。

『キッチン~3人のレシピ~』

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イチャつく夫婦をからかうような子どもっぽい振る舞いを見せたかと思えば、スマートな手つきで料理を鮮やかに作り上げ、男らしい色気のある顔つきを覗かせる。そんな魔性の男ならではの言動の数々は、ジフンというフィルターを通すと、演技とは思えないようなリアルさを帯びてくるから不思議だ。

『キッチン~3人のレシピ~』

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奇妙な設定であろうとジフンが輝くのは、物語の質感に合わせ、何にでもなれる演技力とポテンシャルの高さがあるからこそ。「宮-クン- Love in Palace」では人気を得た一方で、デビュー直後の演技を批判する声も聞かれたジフンだが、10数年を経た今では、そのギャップに驚かされるはずだ。

『キッチン~3人のレシピ~』は、ある意味、そんな成長過程にあったジフンの"変化"が最も堪能できる出演作といえるかもしれない。王道と呼べるロマンスから斬新な時代劇まで、どんなジャンルでも"必要とされる存在"となった今だからこそ、彼の魅力を改めて再認識してみたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

キッチン~3人のレシピ~
放送日時:2020年11月13日(金)20:00~
チャンネル:DATV
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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