「キングダム」に至る道のりとは？チュ・ジフンが久々のバラエティで見せた知られざる素顔

187cmという抜群のスタイルと優美な佇まいを生かした多彩な役どころでファンを魅了している俳優チュ・ジフン。"甘さ"だけではなく、卓越した表現力で狂気のサイコパスをも体現するなど、ラブロマンスからシリアスな作品まで引っ張りだこだ。

特に、ゾンビパニックと宮廷陰謀劇を組み合わせた異色のドラマ「キングダム」(2019年～)シリーズは、世界中で大ヒットを記録し、スピンオフが制作されるほどの人気を誇っている。

ジフンが扮した主人公、イ・チャンは、国が混乱する中で民衆を救うべく立ち上がる世子(皇太子)で、正義のオーラを醸し、同時に苦悩も帯びた難役だが、幅広い演技の経験を生かして主人公の成長をリアルに演じ、浮世離れした物語に説得力を与えてみせた。

掴みどころのない独特のオーラが最大の魅力であり、それゆえどこかクールで謎めいた印象があるジフンだが、10月19日(火)にMnetにて放送される「ユ・クイズ ON THE BLOCK」のジフン出演回では、知られざる素顔をさらけ出している。

「ユ・クイズ ON THE BLOCK」は、韓国の国民的MCとして知られるユ・ジェソクがゲストに質問を投げかけてトークを展開するバラエティ番組で、BTSやIUといったアイドルをはじめ、名だたる芸能人たちが出演を果たしてきた。

モデル出身ということもあり、ファッショナブルなことで知られているジフンは、レザージャケットにレザーのパンツというハイセンスな装いで久々のバラエティに登場。自分でもキメすぎと思ったのか「照明もあるので、服がとても熱いです...」と、照れ隠しともとれる発言で笑いを誘うなど、お茶目な一面を早々に覗かせていく。

デビューのきっかけから、俳優としての魅力についての自己分析、ファンサービス、40代突入エピソードまで、多岐にわたる話題がMCから投げかけられる中、次々と意外な素顔を露呈。例えば、平凡な女子高生と結婚するクールな皇太子に扮した初期の代表作「宮～Love in Palace」(2006年)では、撮影開始前の8ヶ月間(！)も監督から絶えずダメ出しをされていたそう。

さらに、彼の演技力を世に知らしめた代表作「魔王」(2007年)でも、台本読みの際に自分だけ机の上が汗だらけになるほど監督からしぼられたという。端正なルックスも相まって、何をやらせても完璧にこなしてしまう印象があるが、その裏には苦労や努力があったと思うと親近感を覚えてしまう。

また、普段から親しいという先輩俳優のチョン・ウソンとの交友録も暴露。「ウソンが酒を飲むときにおつまみを食べないから、彼の家に行っても食べるものがない」「酒を飲みながら机などをずっと拭いている」と、ウソンとの関係をモノマネも交えながら嬉々として紹介し、スタジオを笑いに包んでみせた。

そんなプライベートな一面を暴露されたウソンをはじめ、「ユ・クイズ ON THE BLOCK」の10月放送回では、「キングダム」で共演したペ・ドゥナ、「魔王」で共演したシン・ミナと、ジフンのほかにも映画・ドラマ界で活躍する実力派俳優たちが出演した貴重なトークがオンエアされる。

「キングダム」の大ヒットで国際的なスターとなったチュ・ジフン。どこをとっても完璧で隙がないような印象のある彼だが、意外な素顔や過去の苦労を知れば、これまでとは違った魅力に気付き、作品の見え方も変わってくるかも知れない。

文＝HOMINIS編集部

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