「僕はまだまだ...」美男子俳優チャン・ドンユン、全シーンが大変だったという撮影の裏側

2016年にドラマデビューを果たし、「恋のステップ～キミと見つめた青い海～」(2018年)や「ノクドゥ伝～花に降る月明り～」(2019年)など主演俳優として順調にキャリアを重ねているチャン・ドンユン。彼がアイドルグループ・f(x)のメンバーとしても知られるクリスタルと共演し、本格ミリタリーアクションに挑んだ話題作「サーチ(原題)」が、2月11日(木)よりKNTVにて日本初放送される。

DMZ(非武装地帯)で起きたミステリアスな失踪事件と捜索隊の死闘を描く本作で、ドンユンが演じるのは責任感の強い兵長で、軍用犬と共に捜索を担当するハンドラー(軍犬兵)のドンジン。一方のクリスタルは特殊任務隊のエリート中尉として謎の事件の解明を任されるイェリムを演じた。かつて恋人同士だったドンジンとイェリムがどんな捜査を繰り広げるのか...？ドンユンとクリスタルがインタビューで撮影の舞台裏を語ってくれた。

――「サーチ(原題)」が日本初放送されます。今のお気持ちは？

ドンユン「一生懸命撮影した作品ですので、日本でもご覧いただけることになりとても嬉しく光栄です」

――演じた役柄の紹介をお願いします。

ドンユン「『サーチ』でヨン・ドンジン兵長を演じました。ドンジンは軍犬兵なんですが、ある事件が起き、真相を解明するため活躍します」

――DMZが舞台の韓国初のミリタリースリラードラマですが、最初に聞いた時の印象は？

ドンユン「テーマが新鮮で視聴者の皆さんに面白く受け止めていただけるなと思い、意欲が湧きました。これまでは学生役や、学園物、気軽にご覧いただけるラブコメディなどにたくさん出演してきたのですが、今作はジャンル物ですし素材も独特なので新しい挑戦だと思い出演を決めました」

――役柄とご自身で似ている点、異なる点は？

ドンユン「そうですね、キャラクターごとに似ている点を見つけています。ドンジンは僕の軍隊時代の姿に似ている点が多いと思います。状況や性格的にも似ている点が多かったと思います」

――印象に残っている場面・セリフは？

ドンユン「すべてのシーンが大変でした(笑)。屋外で暑い中ずっと走り回り、アクションも多かったので(笑)。すべてのシーンが大変でしたが、ネタバレにならない範囲でお伝えしますね。エンディング近くで場面が変わるんです。最後の場面で劇的に状況が変わります。そこの場面が印象に残っていますね」

――ドンジンは軍犬兵ですが、劇中の追跡犬とはすぐに仲良くなれましたか？

ドンユン「元々動物は好きなので、動物たちも自分に好意を持っているかどうか分かるようです。すぐに仲良くなりました。劇中ではよく僕の言うことを聞いてくれましたが、訓練中と、ドラマの撮影現場では異なるので追跡犬たちが最初は撮影現場に慣れるまでに少し時間がかかりましたね。最初はNGもあったのですが、撮影が進むにつれ犬たちも慣れたようです」

――クリスタルさんとの共演はいかがでしたか？

ドンユン「クリスタルさんが性格もよく、僕に合わせてくれて相性はとても良かったです」

――兵役時代にf(x)の曲をよく聞いていたそうですが？

ドンユン「はい、よく聞いていました(笑)」

――山奥での撮影は大変だったと思いますが空き時間はどのように過ごしていましたか。

ドンユン「そうなんです、撮影現場が山なので不便でしたが車で待機していました。待ち時間が長くなる時は散策したりして。することがないので(笑)」

――映画とドラマを組み合わせたドラマチックシネマプロジェクトでしたが、映画製作陣の演出とドラマの演出家で異なる部分はありましたか。

ドンユン「うーん...観点や視線が少し異なるようです。映画監督とドラマ演出家は異なる2つの分野だと思います。どちらが良い悪いということはありません。ただ正直、映画監督がドラマを演出することに大きな差異はないと思います」

――2016年のデビューからあっという間に主演俳優に成長しましたが、この4年を振り返ると？

ドンユン「『主演俳優に成長した』という表現が的確かは分かりません。どんな作品であれ主演、助演というのは重要ではなくどんな作品でどんなキャラクターを演じるか、どんな姿をお見せするかということが重要です。そういった意味で僕はまだまだですし、作品ごとにいつも悩みながらやっています。過去の足りなかった部分を考えるより、今後どうすればより良い俳優になれるかを考えています」

――演じた役柄の紹介をお願いします。

クリスタル「特殊任務隊のソン・チェリム中尉です。とても理性的で特任隊のブレインです」

――印象に残っている場面・セリフは？

クリスタル「記憶に残っている場面は私が一番苦労した場面ですが(汗)、アクションシーンである人物と戦うんです。実際の女性が男性に対してどのように戦うか、現実的なアクションをお見せしたのですが、一日中撮影していました。大変だった分記憶に残っています」

――チャン・ドンユンさんとの共演はいかがでしたか？

クリスタル「ドンユンオッパとは初対面の時からよく知っている仲のようでした(笑)。初対面なのに昔から知っているみたいねと実際にも言い合っていました。出演者みんな相性が良かったですね」

――ドンユンさんとは元恋人役でしたが、回想シーンのカラオケ場面でのエピソードがあれば教えてください。

クリスタル「あの場面でキスシーンがあったのですが、ドンユンオッパが歌っている最中に私がチューするんです。でも撮影なので無伴奏で歌っているので面白くて(笑)。笑い過ぎてNGが出ましたね。でも無事に撮影できました」

――ドンユンさんはイタズラ好きだそうですが、仕掛けられたいたずらはありますか？

クリスタル「撮影中も待機中もオッパは話すのが好きなのでずっと喋っていました(笑)。私に英語を質問してきたり、他の俳優にもずっと冗談を言っていました」

――今後の目標を教えてください。

クリスタル「様々な作品に出演したいですね。多様な俳優の皆さん、脚本家、演出家の皆さんとご一緒し、私が出るというだけで見たいと思われるような俳優になりたいです」

文＝HOMINIS編集部

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