がむしゃらに高みを目指した8年間...「Butter」に沸くBTSがヒットを掴むまでの道のり

「防弾少年団のアメリカンハッスルライフ」
「防弾少年団のアメリカンハッスルライフ」

今から8年前の2013年6月13日に鮮烈なデビューを飾ったBTS(防弾少年団)。つい先日、話題の最新曲「Butter」を初披露し、4冠を達成した「2021ビルボード・ミュージック・アワード」の堂々たるパフォーマンスからは想像しがたいが、デビュー当時の成績から見ても、ここまでの道のりは、決して平坦だったわけではない。

K-POP史上初の偉業を次々と成し遂げている現在の成功は、メンバー7人それぞれが8年間がむしゃらに高みを目指してきた結果であることは間違いないが、セールスチャートで伸び悩んでいたデビュー初期のメンバーの葛藤とはいかなるものだったのだろうか。

BTSメンバーのインタビューが話題を呼んだ「ユ・クイズ ON THE BLOCK セレクト BTS 出演回 (#99)」

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BTSのデビュー8周年を記念し、6月1日(火)よりMnetにて放送される「BTSデビュー8周年記念SP 6.13 BTS Birthday~I Purple U~」では実に16本もの番組がラインナップされている。デビュー当初のメンバーたちの姿は特集内の番組からも窺い知れるが、デビュー記念日の6月13日(日)に日本初放送される「ユ・クイズ ON THE BLOCK セレクト BTS 出演回 (#99)」では、メンバーそれぞれが貴重なデビュー秘話を赤裸々に明かしている。

ここでは、BTSのターニングポイントとなった2015年の楽曲「I NEED YOU」に至る、デビュー初期の貴重な映像を改めて振り返ってみたい。

<6.13 BTS Birthday~I Purple U~>

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2013年当時、まだ珍しかったHIP HOPを全面に押し出したアイドルとして脚光を浴びたBTSだが、グループ結成のきっかけとなった最初のメンバーこそ、現リーダーであるRMだ。

もともとHIP HOP界で名の知られていた彼が、アイドルグループとしてデビューすることには葛藤があったようで、2014年に単独で出演した「4つのショー<サガジショー>」では、当時の複雑な胸中を告白。アイドルグループのラッパーに向けられる偏見や、かつて共に活動してきた人々たちからの非難に悩んでいたことも、赤裸々に吐露している。

それが払拭できたのは、メンバーたちと練習を重ね、良い音楽を作ることで、「多くの人にインスピレーションを与えられると分かった」からだと後に語っている。

「4つのショー<サガジショー> RM(BTS) 出演回 (#3)」

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デビュー曲「NO MORE DREAM」に始まり、デビュー1年目には"学校3部作"の1作『O!RUL8,2?』(2013年)のタイトル曲「N.O」といった社会の風刺を込めたHIP HOPナンバーをリリース。若者の心情を代弁した歌詞に曲調、衣装に至るまで、HIP HOP色の強い独自のスタイルを築き上げ、国内音楽賞の新人賞を総なめにした一方で、国内チャートやセールスの成績には中々結びつかないままだった。

2014年には、米・ロサンゼルスで過酷なHIP HOP修行を行った過去も。リアリティ番組「防弾少年団のアメリカンハッスルライフ」では、大物HIP HOPミュージシャンのWarren Gやグラミー賞受賞経験のあるHIP HOPプロデューサーのCoolioと接しながら、心意気から歴史、技術などを叩きこまれたこともあった。

「防弾少年団のアメリカンハッスルライフ」

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そしてデビュー3年目を目前に控えた2015年4月、これまでのイメージを一新しより繊細に若者の心を歌ったアルバムを発表する。この作品こそ、彼らの存在を一躍スターダムへと押し上げたアルバムであり、"青春3部作"とも称される『花様年華』シリーズ(2015~16年)だ。

今ではアメリカの3大音楽授賞式をはじめ、世界の名だたるアワードで存在感を発揮しているBTSだが、国内の音楽番組で首位を獲得したのは、同アルバムに収録された代表曲「I NEED YOU」が初めて。人気音楽番組「M COUNTDOWN」のバックステージで、無邪気に喜ぶメンバーの笑顔や涙をいまだ記憶しているARMY(BTSファンの呼称)もいるのではないだろうか。

「YA-MAN TV BTS 出演回 ①・② (#23・#24)」

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そんな「I NEED YOU」で爆発的な人気を獲得していた頃の様子は、2015年のトーク番組「YA-MAN TV」(Mnetにて6月2日(水)深夜に放送)でも見て取れる。"ダイヤの原石を探し出せ!新人優待プログラム"と銘打った番組だけあって、改めて「10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬく」という"防弾少年団"のグループ名の由来や、本名であるジミンとジョングク以外のメンバーが、それぞれの名前の由来を明かしている。そうした新人らしい自己紹介も今から見ると新鮮だ。

また、メンバー同士の暴露合戦では、当時唯一の未成年だったジョングクを最年長のジンがからかったり、整ったビジュアルで人気の高いVが下ネタでいじられたり...と、初々しくも家族のように仲の良い彼らの素顔が満載。それまでのひたむきな頑張りが花開き、知名度も急上昇したタイミングだっただけに、メンバーたちの喜びが感じ取れるような晴れやかな表情が印象的だ。

「YA-MAN TV BTS 出演回 ①・② (#23・#24)」

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「YA-MAN TV BTS 出演回 ①・② (#23・#24)」

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『花様年華』シリーズを経て、ビルボード200(米アルバムチャート)でランクインを果たしたアルバム『WINGS』(2016年)からの躍進ぶりは周知の通り。前述した「Butter」が世界的注目を集めている中で、6月16日(水)には日本版ベストアルバム『BTS, THE BEST』のリリースも予定されている。

これまでの苦悩や葛藤もメンバー7人で乗り越えたからこそあるBTSの現在の輝きには、ただただ敬服しきりだ。

文=津金美雪

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放送情報

4つのショー<サガジショー> RM(BTS) 出演回 (#3)
放送日時:2021年6月2日(水)14:30~
防弾少年団のアメリカンハッスルライフ
放送日時:2021年6月2日(水)3:30~
YA-MAN TV BTS 出演回 ①・② (#23・#24)
放送日時:2021年6月3日(木)3:00~

<6.13 BTS Birthday~I Purple U~>
ユ・クイズ ON THE BLOCK セレクト BTS 出演回 (#99)、他
放送日時:2021年6月13日(日)13:30~
※「ユ・クイズ ON THE BLOCK セレクト BTS 出演回 (#99)」は19:00より放送

チャンネル:Mnet
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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