Wanna One(ワナワン)のメンバーとして活躍し、2019年1月の解散後は、ドラマ初主演作「十八の瞬間」での演技が高く評価されるなど、俳優としても注目を集めているオン・ソンウ。そんな彼の次なる主演作として話題をさらった作品が、10年来の女友だち相手に甘酸っぱいラブロマンスを繰り広げる「場合の数(原題)」だ。
なかなか友達以上の関係に発展しないまま、10年にわたり互いに片想いし続けるカリグラファーのウヨン(シン・イェウン)と、カメラマンのイ・ス(ソンウ)の恋模様が綴られる本作。特に、ルックスも才能も完璧ながら、ウヨン相手につれない態度をとるソンウのツンデレ演技は必見だ。10月5日(火)よりホームドラマチャンネルにて放送されるにあたり、今作への見どころや自身の恋愛観をインタビューで語ってくれた。
――今作への出演のきっかけ&理由は?
「以前から、ラブコメディに挑戦してみたいという気持ちがあったんです。役者として成長しながら、様々な感情と魅力のあるキャラクターを演じてみたいと思っていたので、イ・スという役柄を見た瞬間、まさにこの役だと感じました。カッコ良いのに、ひょうきんだったり、真面目なのに、楽観的な一面もあったりと、イ・スが直面する様々な状況や彼の性格などキャラクターとしても、作品としてもすごく惹かれました」
――オン・ソンウさんが演じられたイ・スはどんな人物ですか?
「イ・スはとてもカッコいい写真家です。僕の口から言うのも何ですが...(笑)。少し気難しく、他人に無関心なのかと思うくらい、不愛想なのですが、実は心温かく、相手を気遣う一面も持っているんです。また、ウヨンの心を掴み、彼女が10年間、片思いをしている相手でもありますね」
――クールなイケメン写真家、イ・ス役を演じるために準備されたことや努力されたことはありますか?
「役作りするために準備と努力ばかりでしたね。イ・スがどうして他人に、あんな行動を取るようになったのか、なぜあんな考えを持つようになったのか...。それに写真を撮る理由など、彼の内面を知るために、すべての面においてイ・スに共感し、彼に近付こうと努力しました」
――イ・スは、ビジュアルも完璧で写真作家としても成功した人物ですが、幼い頃に両親が離婚し、心に傷を抱えているという面も持っています。この人物を演じながら、楽しかった点や難しかった点を教えてください。
「楽しかった点を1つ挙げるとしたら、ウヨンに対する気持ちに気付いた後、酔っぱらって自分の気持ちをぶちまける場面があるんです。そのシーンはすごく難しかったのですが、『あぁ、人ってこうなることもあるんだな』と、共感しつつも面白い経験でした。
難しかった点は、様々な状況の中でイ・スとして確固たるアイデンティティを持ち、僕はそれを貫き通すことができるのか...という悩みを、撮影の合間ずっと繰り返していました。様々な状況と感情に向き合いながら、完璧にイ・スになりきれているのか、感情移入できているのか...。そういった点はすごく難しかったですね」
――ツンデレのイ・スに惹かれるウヨンと同様、ドラマを観ながらドキドキするシーンがたくさんありました。ソンウさんの最高の胸キュン!シーンについて教えてください。
「ウヨンを仲間外れにしているクラスメートが、いたずらを仕掛けているのを遠くから見つけ、『キョン・ウヨン!』と呼び止めた後、ふざけているふりをしながら彼女にパーカーのフードを被せ、(ウヨンがいたずらに引っかからないように)助けてあげるんです。恩を着せるのではなくスマートに彼女を助ける、イ・スのさりげない優しさ(笑)。そのシーンは本当に面白いと思いますし、胸キュンポイントです」
――ソンウさんの恋愛スタイルはイ・スと似ていますか?
「僕は、尽くそうと頑張るタイプですね。そうしながらも、僕の心が報われることを望んでいるように思います」
――イ・スはウヨンから何度告白されても、「君は友達だ」と言います。ソンウさんは、男女間の友情は成立すると思いますか?また昔からの友達を好きになることがあると思いますか?
「男女間の友情は可能でもあり、可能ではない場合もあると思います。半々です。完全に友情関係が築ける異性もいれば、友達にはなれない異性がいると思うんです。その状況を考えると、断定はできないですね」
――『場合の数』を通じて、また新たな姿で視聴者のハートを鷲掴みにしているオン・ソンウさんが、今作で一番に思い浮かぶことは何ですか?
「『場合の数』といって思い浮かぶのは、"青春"だと思います。僕は青春が大好きなんですよ。ふわふわとした淡い感じっていうのかな?青春を大切にしてこそ、その記憶によってこの先、素晴らしい大人になれると思うんです。今この瞬間も僕にとっては青春ですからね。イ・スたちが経験する青春は本当に美しいと思いますし、悲しかったり、腹が立ったり、笑えたりと、さまざまな瞬間がありますが、それらが一つになり、素敵な思い出、美しい記憶になっていくんだと思います」
文=HOMINIS編集部
放送情報
場合の数(原題)
放送日時:2021年10月5日(火)15:15~
※毎週(火)(水)15:15~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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