大人のチャン・グンソクにドキッ!詐欺師と検事の1人2役に挑戦したドラマに再注目

2010年代に日本で社会現象とも言えるブームを巻き起こし、今なお高い人気を誇る韓流スターのチャン・グンソク。「テバク~運命の瞬間(とき)~」以来約2年ぶりのドラマ復帰であり、入隊前最後の作品となった「スイッチ~君と世界を変える~」(2018年)が日テレプラスで10月に放送される。

本格時代劇からイケメンバンドマン、ペット役まで幅広い役をこなす彼が本作で挑んだのは、天才詐欺師と真面目な検事の1人2役。見どころは何と言っても2人の役の演じ分けで、言葉巧みに罠を仕掛けるサ・ドチャン(詐欺師)と冷静で正義感あふれるペク・ジュンス(検事)という両極端なキャラクターについてストイックに研究を重ね、監督や脚本家とも相談しながら役を作り上げていったという。

「スイッチ~君と世界を変える~」に出演したチャン・グンソク
「スイッチ~君と世界を変える~」に出演したチャン・グンソク

巨大麻薬組織の捜査中、不審の交通事故で昏睡状態に陥った検事のジュンス。堅物エリートで近づきがたいオーラの彼をグンソクは終始クールな表情で演じ、短髪にメガネのスーツ姿も、これまでの中性的な役のイメージからするとギャップ大。時おり見せる鋭い目つきやシャツの袖まくりから覗くたくましい腕からも"働く大人の男"を感じてドキッとしてしまうかもしれない。

(C)SBS

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そんなジュンスに瓜二つで、彼の後輩検事のハラ(ハン・イェリ)から「ジュンスのふりをしてほしい」と頼まれるのがIQ168の頭脳を持つ詐欺師ドチャン。劇中でいつの間にかジュンスと入れ替わるドチャンは、詐欺師と検事の顔を巧みに"スイッチ"しながら、ジュンスが事故前に追っていた事件の真相に迫っていく。

スイッチ前のドチャンは、グンソクの過去作ではある種のトレードマークだったアイメークがほとんど見られない素顔に近いビジュアル。等身大の大人っぽさとナチュラルな魅力が感じられ、スタイリッシュなファッションを完璧に着こなすスタイルの良さも健在。芝居面では、飄々とした表情やニヒルな笑みなど一瞬のシーンにも手を抜かない緻密な役作りがさすがといったところだ。

(C)SBS

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前述のように「スイッチ~君と世界を変える~」は入隊前最後の作品として注目を集め、初回から同時間帯視聴率1位を記録。グンソクの安定感のある演技も改めて高い評価を得た。俳優チャン・グンソクの魅力が2倍楽しめ、間違いなく彼のターニングポイントとなった本作はファンならずとも必見だ。

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8月4日に誕生日を迎え、1人の男性としてもますます円熟味を増したグンソクは現在34歳。今年3月に再開させたアーティスト活動も実に精力的だ。除隊後初の復帰作のニュースも聞きたいところだが...今は多彩な音楽活動を心をときめかせつつ、ドラマ「スイッチ~君と世界を変える~」で見せた新境地に触れてみるのもいいかもしれない。

文=川倉由起子

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放送情報

韓国ドラマ「スイッチ~君と世界を変える~」
放送日時:2021年10月20日(水)16:30~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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