田中圭らが演じた役を人気グループ・MIRRORが熱演！クセになる香港版「おっさんずラブ」

2018年春、おっさんたちのピュアな恋心を描いた前代未聞のドラマが社会現象を巻き起こした。女好きだがモテない33歳独身のおっさんが、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司とイケメンでドSな後輩の2人から愛を告白され、未曽有のモテ期を迎えるこれまでにないラブストーリー...「おっさんずラブ」は放送開始からすぐにSNSで話題となり、最終回ではTwitterで世界トレンド1位になるなど視聴者の心を掴んだ。

翌年には『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』、ドラマ第2弾「おっさんずラブ -in the sky-」と映画化や続編も制作されたが、その人気は日本だけにとどまらない。香港で初めてリメイクされ、放送局のViuTV開局以来ドラマとしては過去最高視聴率を記録するなど大ヒットした。その「大叔的愛」こと香港版「おっさんずラブ」が、10月30日(土)、31日(日)の2日間にわたってテレ朝チャンネル1にて日本初一挙放送される。

同作の人気が爆発した理由は、なんといっても魅力的なキャスティングによるものが大きい。愛すべきダメ男を演じた田中圭を主演に、ベテラン俳優・吉田鋼太郎をまさかのヒロイン役に抜擢、ライバル役には美麗な顔から放たれる見事なドSぶりを見せた林遣都など、絶妙な配役でそれぞれが強烈な個性を発揮していた。

香港版もオリジナルに負けないキャスティングが実現。田中演じる主人公・春田創一役は、香港で絶大な人気を集める男性グループ・MIRRORのイードン・ルイが務め、持ち前のコメディアンぶりを発揮して愛されキャラを表情豊かに好演した。林が演じたライバル・牧凌太役には同グループが誇る美男子アンソン・ローを迎え、息の合った掛け合いを見せる。MIRRORメンバーからは同僚役でスタンリー・ヤウも出演。さらに、国際的人気俳優のケニー・ウォンがヒロインの部長役で、吉田に負けず劣らずのダンディな見た目から乙女心溢れる演技を披露するなど、香港版のキャスティングが大いに注目を浴びた。

新エピソードも追加した全15話となり、各キャラクターやストーリーがより一層じっくりと描かれ、「日本版より切ない」という声も寄せられた。もちろん、オリジナルで話題を集めた人気シーンも多数登場する。日本版「おっさんずラブ」も11月6日(土)からテレ朝チャンネル1にて一挙放送されるため、あのシーンがこんな風になるのか！？と比較しながら楽しめるはずだ。

スタッフ・キャストのオリジナルへの熱いリスペクトと本作ならではのこだわりが随所に光っている香港版「おっさんずラブ」。性別や国を超越し、愛の形とは何かを問う、愛にあふれたリメイク作が、再びおっさんずラブ旋風を巻き起こしてくれそうだ。

文＝中川菜都美

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