長江里加、福山潤らが出演するアニメ「老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます」が1月より放送スタート。
同作は、日本最大級のWEB小説投稿サイト「小説家になろう」で累計1億2000万PV超えした同名小説をアニメ化したもの。両親と兄を事故で失った天涯孤独の18歳の少女・ミツハが、ある日、謎の存在から「こちらの世界」と「異世界」を行き来できる能力を与えられる。戸惑うミツハだったが、この能力を利用して老後を安心して暮らすために20億円<8万枚の金貨>を貯めることを決意。現代の知識とアイテムでお金儲けにまい進していく。
今回、主人公・ミツハを演じる長江とミツハの兄・剛史役の福山にインタビューを行い、作品の魅力や演じる上で意識していること、もしミツハと同じ境遇になったらどうするかなどについて語ってもらった。
――作品のどんなところに魅力を感じてらっしゃいますか?
長江「モノローグの吹き出しがたくさんあって、ミツハの考えていることが事細かに書かれているので読者にすごく伝わりやすいから、とても感情移入のしやすい作品だなと思いました。また、ギャグが満載だったりもするので、『いろんな表情が見られて楽しいな』って感じながらアフレコさせていただいています」
福山「"異世界転生もの"というジャンルが確立されてかなり時間が経って、"異世界もの""異世界転生もの"というジャンルがどういったものなのかが、ほぼ説明が要らないところまで来たんだろうなと。そんな中で、異世界と現実世界が地続きになっていて、現実世界で得た物を異世界に持って行って老後の安心を獲得しようという、大変ミクロなところに着目したっていうのがこの作品の最大の面白いところですよね」
――演じる役のイメージと、演じる上で気を付けていることは?
長江「ミツハは基本どんな時でもあっけらかんとしてポジティブな子で、(監督との)ディレクションでも『常に楽しんでいてほしい』というふうに言われたので、シリアスな場面でも世界観を壊さないように気を付けながらクスッと笑えるような感じが出るように、その塩梅をとても気を付けて演じています。あと、ちょっと一歩引いたところで物事を考えているようなところが出せたら、ミツハのしっかりした部分が出るのかなと思いつつ、日々試行錯誤しながら演じています」
福山「すでに亡くなっている役ではあるんですけど、ここまで前向きな死人もいないんじゃないかなと(笑)。ただ、イマジナリーのお兄ちゃんが出てくることで、ミツハは天涯孤独という状況でも不幸な少女ではないということを、視聴者の皆さんの中に意識しなくても刷り込まれていくんだろうなって思うと、そういった部分でお兄ちゃんの存在は意味があるんだろうなと思います。気を付けていることは、人間を演じる上でのディティールをある程度は観ている方に委ねちゃってもいいのかなと思っていて、『登場するごとに大きくイメージが変わってもいいかな』というくらい割り切ってやっていますね。この先、仮にですけど、『本当は、お兄ちゃんはいなくて、ミツハの頭が勝手に作り出した存在だった』となっても成り立つようにしたいなというのが僕の中であります」
放送情報
老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます #1
放送日時:2023年1月9日(月)21:30~
チャンネル:AT-X
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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