水樹奈々、ファンとともに「融合と共存」を示したアリーナツアー 2日間で35,000人が熱狂

PHOTO:上飯坂一、さいちょー

ロック調の「Trickster」ではエネルギッシュな歌声で観客を鼓舞、「Synchrogazer-Aufwachen Form-」では「みんなでひとつになろうぜ」という水樹の煽りに応えるかのように、ファンはこの日で最も大きなコールで応戦した。ステージにはウォータースクリーンの水が降り注ぐ中、曲のラストには銀テープが発射されクライマックスを迎える。

バンドメンバーの紹介をしたのち、水樹は「素敵な空気を体に刻むだけじゃなくて、映像にも刻ませてもらっていいですか?」と語ると、「ありがとう〜!」と叫びながら広大なステージを走り回り動画を撮影。水樹はステージの隅々まで足を運び、最後の最後までファンとの交流を欠かさなかった。最後には水樹の「これからも水樹奈々に〜?」という掛け声に合わせて、観客が「かかってこ〜い!」とレスポンスし、再びステージをあとにした。

PHOTO:上飯坂一、さいちょー

ここで終わりかと思われたが、Wアンコールに応えて再度ステージに登場した。「今日明日でツアーが終わりだなんてもう名残惜しくて」と話した水樹は七夕の前日にふさわしい「76th star」をパフォーマンス。約3時間半という時間が一瞬に感じられるような、笑顔溢れるステージ、そしてツアーのテーマである「融合と共存」をファンと共に実現した水樹の集大成とも言えるステージとなった。

PHOTO:上飯坂一、さいちょー

取材・文=川崎龍也

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