さつき(三川華月)、アン(古賀葵)らシネフォト部と漫画家・春乃(上田麗奈)の出会いから始まる日常系アニメ「mono」の魅力

声優

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(C)あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ

第3話では、とある漫画のアニメ化の話を耳にした春乃が、その作品の聖地である山梨に住んでいるという地の利をいかし、ロケ地探訪を自身の漫画ネタにすることに。こうしてシネフォト部の3人は"地獄の弾丸聖地巡礼ツアー"に巻き込まれていく。
この"とある漫画"とは、原作者の代表作として知られる「ゆるキャン△」。春乃たちが朝霧高原ふもとキャンプ場へ向かう途中に、「ゆるキャン△」の主人公のひとり・志摩リンが運転するバイクとすれ違うなど、ところどころで「ゆるキャン△」キャラもゲスト出演しているので、探してみてほしい。

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これまでは山梨県の夜景スポットなどを中心に紹介してきた本作だが、第4話からは魅力的なグルメも登場。春乃から「写真を撮りながら食べ歩きをするイベントに参加してほしい」と依頼を受けたさつきたちが、メガ盛りの店を巡る満腹必須のイベントで四苦八苦する姿を描く。

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続く第5話は、春乃が締切明けのごほうびとして食べるのを楽しみにしていた生ハムを、事情を知らない祖母が料理に使ってしまい、さらにおいしい八ヶ岳ハムを買いに行くことに。道中では廃墟や夏のスキー場に寄り道したり、清里でカレーを食べたりしながら、さまざまなハム店を巡っていく。

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また、エピソード後半では、春乃の仕事ぶりを1カ月間収録した動画に不気味な人影が映っていたことから、超人気ホラー漫画家・クロクマ(CV:羊宮妃那)に助けを求めるという、背筋がひんやりする物語も描かれる。

美しい景色や食欲をそそられる料理の描写も魅力
美しい景色や食欲をそそられる料理の描写も魅力

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そして、最新話の第6話前半では、春乃の漫画ネタとして、県内に点在する丸石道祖神を探すイベントに参加するさつきたちの姿を追う。後半では、ある専門店のチキンカレーをどうしても食べたいという春乃のドライブに華子とアンが同行する話しが展開する。

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本作のような日常系トラベルアニメの魅力は、なんといっても美しい映像とゆったりのんびりとしたテンポだろう。季節や天候に左右される現実とは異なり、その場所が最も輝く瞬間をさらに美しく描くことができるのは、まさにアニメーションならでは。そして、同じ風景に感動し、同じ名産品を味わったことで育まれていくキャラクター同士の絆も、観ている者を癒してくれる。

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また、「mono」で春乃たちが行っているように、漫画やアニメの舞台となった土地で作品に登場する場所を訪れ、自分も全く同じアングルでカメラに収めたり、登場したグルメを実際に食べたりする"聖地巡礼"を楽しめるのも、人気を博している理由のひとつに挙げられるだろう。

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スマートフォンだけでなく、360°カメラやアクションカムで切り取る映像の楽しさも教えてくれる「mono」。アニメを見たならば、さつきたちと同じように週末、どこか素敵な場所へ出かけて写真を撮りたくなるはず。

文=中村実香

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放送情報

TVアニメ「mono」 #7
放送日時:2025年5月25日(日)0:00~※毎週(日)放送
チャンネル:TOKYO MXほか

放送日時:2025年5月27日(火)23:00~※毎週(火)放送
チャンネル:AT-X

※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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