松岡美里×内田真礼、「映画プリキュア」で再確認した"推し"の魅力「尊い瞬間はなくならない」
声優

――「キミプリ」は「推し」も重要ワードだと思います。お二人にとってのアイドル、推しがいらっしゃいましたら教えてください
松岡「私は学童でアルバイトをしていたくらい子供が大好きなんです。幼い子が無邪気に遊んでいる姿、何も考えずに『好き!』と言う姿、『これで遊びたいんだ』という気持ちで行動する姿...すべてに元気をもらえるので、元気な子どもの動画を見たり、妹の幼いころの写真を見たりして、溢れんばかりのエネルギーをいただいています」
――そのパワーを今はお子さんにお返ししているんですね
松岡「そうなっていたらいいなと思います!」
内田「私は、オーディション番組を経てデビューしたアーティストさんたちに元気をもらっています。新曲が出て"カッコいいな!"と思い、改めてオーディション時代の映像に立ち返ったとき、すっぴんで歌っている子たちの姿を見ると、"ここがあったから輝いているんだよね!"とグッとくるんです。オーディションで歌っているシーンを見て"そうそう。ここで失敗したんだよね"と、本人たちが振り返りたくない瞬間もふくめて愛おしい。そうやって推しのすべてを抱きしめるように見ています」
――オーディション番組はよくご覧になるんですか?
内田「以前見たときに感動して...。もちろん、デビューした後も素晴らしいのですが、"未完成なものもいいな"と不思議な感覚になります。絶対に出来上がったものの方が完成度は高いのですが、きらめきってそこかしこに落ちているんだな、と改めて感じられるんですよね」
――松岡さんと内田さんのお互いの印象を教えてください
松岡「大好きです!」
内田「恥ずかしい〜」
松岡「もちろん、声優になる前から存在は知っていたので、まさかこうして一緒にインタビューを受けさせていただける日がくるなんて...本当にうれしくて!内田さんとは同じ事務所なんですが、雨が降っているときに事務所に行ったら、内田さんがいらっしゃったことがあったんです。びしょびしょになった私のカバンを見て『雨に濡れてるよ〜!』と手ではらってくださったんです」
内田「そんなことあったね(笑)」
松岡「"な、な、なんて素敵な人なんだろう"、"やめてください!美しい手が汚れます!"と思ったのですが、そういうことを気さくにやってくださる素敵な方なんです。"私もこういう人になれますように!"と思うほど、大好きな憧れの先輩です」
内田「ありがとう。しっかりと一緒に仕事をするのが今回が初めてだったので、いろいろリサーチして、このプリキュアの収録に備えていました」
松岡「え〜!ありがとうございます(笑)!」
内田「『マツミ』と呼ばれているらしい、ということを知りまして。出会った瞬間に『マツミって呼ばれてるの?』とコミュニケーションを図りました。そうしたら明るい笑顔で返してくれて...。いざ、お芝居をしてみると、本人の明るさとお芝居のパワフルさがリンクして、"なんてパワーのある子なんだ!"と思い元気をもらいました。今回、チームが出来上がったところに入るので緊張していたのですが、座長としてもすごく引っ張ってくれて、大好きになりました!」
松岡「うれしいー!」
内田「(笑)」

取材・文=浜瀬将樹 撮影=MISUMI
公開情報
『映画キミとアイドルプリキュア♪ お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』
2025年9月12日(金)公開
詳しくは
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