石川界人が過酷なアメリカの大自然とシンクロさせたナレーションを披露!

ナショジオ ワイルドで放送される大自然や野生動物たちのドキュメンタリー番組の多くは、吹替版も放送されるので大人から子供まで楽しめる。そして「見たい」「知りたい」という好奇心を満たしてくれるプログラムが、数多くラインナップされている。その1つが2月19日(火)より放送がスタートする、全5エピソードで構成された「美しきアメリカ:南西部編」だ。

エピソード1の「灼熱のデスバレー」では、北米で最も海抜が低く、最も暑い場所として知られるデスバレーと、その西にそびえるアメリカ本土最高峰のホイットニー山付近が舞台。真夏には気温が50℃に達することもあるという過酷な環境で暮らす動物や昆虫たちを軸に、世界一過酷といわれる全長217kmにもおよぶロードレース「バッドウォーター・ウルトラマラソン」に出場する人々の様子も交えながら、カリフォルニア州の厳しくも美しい大自然を紹介する。

(C)National Geographic

そんな注目の番組でナレーションを務めるのは、「盾の勇者の成り上がり」など数々の人気アニメで主人公を演じる声優・石川界人。「東京喰種:re」「ハイキュー!!」「ワンパンマン」では、どこか影のあるミステリアスなキャラクターを演じ、ファンからの支持を得てきた。近年は「宇宙戦艦ティラミス」「魔法少女 俺」などのコメディ作品でハイテンションな演技を披露して、役者としての幅広さも見せた。

そして今回、「美しきアメリカ:南西部編」で石川が聞かせてくれるのは、大人の男性らしい包容力や落ち着きを感じることができる艶やかな低音だ。番組ではバラエティ豊かなBGMが、登場するさまざまな動物たちの行動に合わせて流れる。石川はそれらの音楽と見事にシンクロさせた感情をナレーションに乗せ、視聴者の心を映像へと引き寄せていく。

(C)National Geographic

コヨーテが水を求めて破れたフェンスの隙間から、ゴルフ場へとするりと身を滑らせて忍び込むシーンでは、カリフォルニアの青空に映える、華やかなホーンセクションによるアップテンポな音楽が流れる。石川もそれに呼応するかのように、番組冒頭でデスバレーの過酷な環境を紹介した際の感情を抑えた低音から一転。弾むような明るい声で、人々がゴルフに興じる背後を堂々と、そして軽やかな足取りで歩くコヨーテの姿を紹介していく。静と動、低と高を自由に行き来する石川のナレーションは、昼は厳しい暑さに襲われ、夜は氷点下近くまで冷え込む、過酷な気候のデスバレーを紹介するにふさわしいといえるだろう。

オリジナル版は、しゃがれ声が大人の貫禄を感じさせるミドルエイジの男性の声によるナレーションが印象的だ。一方、それとは正反対の艶やかでみずみずしい石川のナレーションとともにデスバレーを旅することができるのは、吹替版ならではの醍醐味といえるだろう。

文=中村実香

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放送情報

美しきアメリカ:南西部編
放送日時:2019年2月19日(火)21:00~
※毎週(火)21:00~
チャンネル:ナショジオ ワイルド
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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