「鬼滅の刃」に声優人生を懸けるほど熱い花江夏樹「家族の絆は切れないんだ!」

主人公・炭治郎を演じる花江夏樹
主人公・炭治郎を演じる花江夏樹

「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気漫画「鬼滅の刃」がアニメ化される。物語の舞台は大正時代の日本。人を殺して喰らう異形の存在・鬼に、家族を殺された少年・炭治郎(たんじろう)が、唯一生き残ったものの鬼に変貌してしまった妹・禰豆子 (ねずこ ※「禰」は正しくは「ネ」+「爾」)を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つため、"鬼狩り"という過酷な運命を生き抜く姿を描く。今回、主人公の炭治郎を演じる声優・花江夏樹に作品の魅力などを聞いた。

――花江さんが思う作品の魅力をお聞かせください。

「一言では語り尽くせないですけど、やっぱり『週刊少年ジャンプ』の王道を行くストーリーの中に、読んでいて自分の心を押してくれるようなセリフやシーンがたくさんあるところですね。主人公の炭治郎が、妹を助けるために頑張っている姿に背中を押される感じがします。炭治郎と禰豆子の、強い兄妹の絆が感じられる作品だなと思いますね」

――特に心を動かされたシーンがありましたら教えてください。

「第1話で、鬼と戦う"鬼殺隊"の主軸の1人・冨岡義勇と戦う時に、禰豆子が炭治郎を守るようにかばうシーンは、観ていて『ああ、鬼になっても家族の絆は切れないんだな』って、すごく心を打たれましたね。炭治郎は鬼殺隊に入るために修行を重ねるんですけど、彼が地道に修行に打ちこむ姿を見続けることによって、成長した炭治郎が鬼殺隊の一員として鬼を倒している姿を観ると、より心を打たれると思います」

花江夏樹が演じる主人公・炭治郎

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

――花江さんが思う炭治郎の魅力はどういう部分だと思われますか?

「優しさにあふれているというか、にじみ出る優しさのオーラですかね。彼はとても真面目でもあるんです。ちょっと皮肉や冗談を言われても、そのまま受け取ってしまう。ちょっと周囲とズレが生じてしまうタイプなんですよね。そこがとても微笑ましい、みんなに愛されるキャラクターです」

――個性的なキャラクターがたくさん登場することも「鬼滅の刃」の魅力ですが、花江さんがお好きなキャラクターは誰ですか?

「炭治郎の師匠・鱗滝左近次がすごく好きです。彼はいつも天狗のお面を付けているので、普段は感情を表に出さないんですけど、要所で炭治郎に優しい言葉をかけてくれるので、そういうところにグッと来きますね」

――花江さんはガスマスクやペストマスクなど、ゴシックなマスクがお好きとのことですが、「鬼滅の刃」に登場する和風なお面はいかがですか?

「僕は和テイストよりも洋風のマスクが好きなんですけど、『鬼滅の刃』を観ていると、『狐の面もちょっといいかもな... 』みたいに思えてきました(笑)。鱗滝さんが弟子に贈る狐の面もキャラクターごとにデザインが違うんですよね。炭治郎は彼の額のアザを太陽のモチーフとして表現したお面だったり、炭治郎の兄弟子・錆兎(さびと)は彼の口元にある傷がそのまま入っているお面だったりと、そういうデザインを見るのはすごく楽しいので、実際に売っていたら、買っちゃうだろうなって思います(笑)」

――炭治郎にとっての禰豆子のように、花江さんの2匹の愛猫「みそ」と「こんぺい」も、花江さんにとって、命に代えても守りたい存在だと思うのですが...。

「もう本当に可愛いですよね。疲れて仕事から帰ってきた時も、彼らの顔を見て『この子たちのためにも頑張らなきゃ!』 っていう気持ちになりますね。時にはうるさい時もありますけど(笑)、憎めない存在です。あまりに可愛くて、家にいる時は一日中、猫たちの写真を撮ったり、猫を撮るために結構オーバースペックなミラーレス一眼レフカメラも買ったんですよ。なので最近は、趣味の項目にカメラが追加されました!」

――最後に、ファンの方たちへメッセージをお願いします。

「原作を読んで伝わってくるパワーが、そのままアニメに出ている作品だと思います。スタッフの皆さんはもちろん、キャストも魂を込めて、この作品で声優人生が終わるくらい叫び倒し、喉が壊れてもいいっていうくらいの意気込みでアフレコしています。その熱量が全部合わさって、皆さんに届けばいいなと思うので楽しみにしていてください」

文=中村実香 

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放送情報

鬼滅の刃
放送日時:2019年4月8日(月)21:00~
※毎週(月)21:00~
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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