花江夏樹、子供たちを包み込むような優しい声で動物の子育てに迫る!

ふわふわの産毛に包まれたチーターの子供が、背の高い草の間に身を潜めて母の帰りを待つ姿など、「思わずカワイイ!」と声を上げたくなるシーンが満載のネイチャー・ドキュメンタリー「アフリカの大地に生まれて」が、10月4日(金)よりナショジオ ワイルドで放送される。このシリーズでは、アフリカの厳しい自然の中で成長する動物の子供たちの姿を追っていく。ナレーションを務めるのは、人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の熱い演技が記憶に新しい声優・花江夏樹だ。

花江が声優としてブレイクしたきっかけは2014年。「東京喰種トーキョーグール」で主人公・金木研の演技力が高く評価されて脚光を浴びた。金木が拷問を受けるシーンでの恐怖と苦痛に満ちた声に、胸をえぐられた視聴者も少なくないだろう。さらに、同年放送された「四月は君の嘘」でも、音楽の才能にあふれる主人公・有馬公生を繊細に、爽やかに好演するなど、翌年の第九回声優アワード新人男優賞受賞につなげた。また、人気バラエティー番組「おはスタ」のMCとしてもおなじみだ。

(C)One Planet

そんな花江が「アフリカの大地に生まれて」で、優しい声で動物の子供たちと、その家族を包み込むナレーションを披露。第1話「生き残りをかけて」では、4種類の動物の親子に迫る。最初に登場するのは、5匹の子供を生んだライオンの親子。ライオンの母親は群れから離れ、単独で出産する。母親が狩りに出ている間、無防備となるため岩の間に隠れて母親の帰りを待つ子供たちの姿を捉える。

次に登場するのはチーターの親子だ。チーターはメス1頭で子育てをするため、ライオンと同じく母親が狩りに行っている間は子供たちを安全な場所に隠す。狩りから戻った母親が子供を探す姿や、子供たちを見つけてじゃれ合う姿など、ほほ笑ましい様子も見られる。さらに、大家族で子供を守りながら育てるミーアキャットや、子供が母の乳の奪い合いで兄弟を殺すこともあるというハイエナも登場。愛らしさだけでなく、サバンナで生きる厳しさも伝える。

チーターとライオンの母親による子供のための獲物の奪い合いなど、厳しい自然界ならではの弱肉強食のシーンは、抑揚の少ないクールなナレーションで語るかと思いきや、花江はアフリカの大地で展開するさまざまなドラマを常に優しい声で彩ってくれる。無邪気で生きることに素直な動物の子供たちを、包み込んでくれるような花江のナレーションに癒やされながらも、サバンナで生きる厳しさと、それを生き抜くための家族の絆を感じてほしい。

文=堀慎二郎

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放送情報

アフリカの大地に生まれて
放送日時:2019年10月4日(金)21:00~
※毎週(金)21:00~
チャンネル:ナショジオ ワイルド
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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