女子高校生たちの日常やキャンプする姿を緩やかに描いたTVアニメ『ゆるキャン△』。その続編『ゆるキャン△ SEASON2~磐田・浜松編~』の先行上映会が11月29日に東京・丸の内ピカデリーで行われ、各務原なでしこ役の花守ゆみり、志摩リン役の東山奈央、大垣千明役の原紗友里、犬山あおい役の豊崎愛生、斉藤恵那役の高橋李依、土岐綾乃役の黒沢ともよの6人がステージに登壇した。
上映後のステージに上がると、全員が「きゃんにちは~」と観客にあいさつ。ファンを前にしたことで思わず涙がこぼれた東山は「2月ぶりの皆さんとの対面。今日は一緒に楽しんでいきましょう」と、観客とともに過ごすことができる幸せを噛み締めた。続編の制作が決まった時の感想について、花守は「驚きで宇宙に放り出された気分になりました」と喜びを爆発させると、東山は「2期のアフレコに臨むにあたっては、イベントやゲームなどで作品と触れ合う機会が多かったので、戸惑うことなく続編につなげられました」とコメント。
そして、2018年10月に行われたイベント『秘密結社ブランケット入団説明会』で続編が発表された当時を振り返った原は「ゆみりちゃんが涙を流していたのが印象的で、あの感動がついに形になるんだ」と感慨深かったことを明かした。豊崎は「極寒のキャンプをしてから絵コンテを描いたり、こだわりがたくさんあるスタッフ陣と、またご一緒できるのは嬉しかった」と喜びを表した。
一方、高橋は「第1期の時にやりきった感じがあったので、続編が少し怖かった」と打ち明けつつ、「完成した映像を見て、前作のテンポ感で続けていけることが分かりました」と安堵の表情を浮かべた。新キャラクターの声優に選ばれた黒沢は「キャストの皆さんがこだわりを強く持って携われている作品だったので、嬉しさと同時に緊張もありました」と振り返ると、「唯一の新キャラだとアピールしていただいたので、頑張れました」と思いを口にした。
また、作品のおすすめポイントに、なでしこの姉の存在を挙げた花守は「なでしこを送る時の声がすごく優しくて、愛を感じるなって個人的に盛り上がっていました」と、キャストならではのポイントに触れた。東山は「家庭の会話がすごく増えていて、かわいい子には旅をさせよといった感じの育て方をしている親御さんの姿に、リンがああいう性格に育った理由が分かる気がしました」と、ほっこりした家族シーンを挙げた。
その後、オープニングテーマ『Seize The Day』を歌う亜咲花とエンディングテーマ『はるのとなり』を歌う佐々木恵梨がステージに登場。新曲について、亜咲花は「タイトルは夢をつかもうという意味。なでしこたちが今までになかった展開を迎えるということで、私も"新しく一歩踏み出そう"という前向きな気持ちを込めて歌いました。」と曲を紹介。
佐々木も「キャンプや旅先から、ゆったり帰るところをイメージした楽曲です。ドライブしながら、良い景色を見ながら帰るところを描いています」とアピールした。楽曲を披露した後は「人前で歌うことが久しぶりだったので、皆さんの温かみを感じることができて幸せでした」と亜咲花が感謝を伝えると、佐々木も久しぶりのライブに喜びをにじませた。
イベント終盤、サンリオの人気キャラクター、ハローキティと『ゆるキャン△』のコラボの話題へ。そこに、スペシャルゲストとしてハローキティが登場。突然の出来事に驚いたキャスト陣は、フリフリの付いたピンクのワンピース姿を披露するキティのかわいさに大興奮。「『SEASON2』の放送を楽しみにしています」というハローキティの言葉に、喜びを爆発させた。
最後に、花守は「『SEASON2』はお帰りという気持ちで台本を読ませていただいて、スタッフさんとファンの皆さんが応援してくださる愛を、一身に受けながら作りました。面白いし、おいしそうだし、ほっこりするし、でもほろりとしてしまう、そんなステキなお話が続いていきますので、よろしくお願いします」と、作品をアピールしてイベントを締めくくった。
文=永田正雄
放送情報
ゆるキャン△ SEASON2
放送日時:2021年1月7日(木)23:00~
※毎週(木)23:00~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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