5割増しの江口拓也石川由依の「いつも素敵です!」に「ずるいよ~!」

写真左から、石川由依、江口拓也
写真左から、石川由依、江口拓也

世界最大規模のラノベイベント「KADOKAWA ライトノベルEXPO 2020」(通称:らのすぽ!)。人気タイトルのステージ配信も実施され、異世界の王宮に聖女として召喚された女性会社員のスローライフを描く「聖女の魔力は万能です」からはアニメの声優陣、セイ役の石川由依、ヨハン・ヴァルデック役の江口拓也の2人が出演した。

作品のPVが公開され、「始まるぞって感じがしますね」と気持ちを高ぶらせた江口は、残業終わりに帰宅したところ転生するという設定に「新鮮で面白いな~」と笑顔を見せ、石川は「働くことがインプットされていたのか、転生した世界でもお仕事を始めるんですよね」とセイのメンタルに驚いた様子で答えた。

スタッフ情報が公開されると井畑翔太監督や本作ではシリーズ構成を務める渡航など、アニメ「ガーリッシュ ナンバー」の時に仕事をしたメンバーであることが明かされ、江口は「もともと渡さんとは仲が良かったですし、井畑さんも終わった後に飲みに行ったりしていました」と当時を振り返り、仲の良さをうかがわせた。さらに「作品のテイストは違いますけど、関係性は出来上がった状態で挑めるので僕的にはやりやすいです」と率直な思いを口にした。

同作に出演していた石川も、オーディションの時に渡に会って驚いたそうで「原作者ではないはずだったので、台本をもらった時に渡さんの名前がどこにあるのか最初に確認しました」と打ち明けた。そんな顔見知りの多いアフレコ現場では「江口さんと八代拓さんと一緒だったので、『ガーリッシュ ナンバー』の時の話に花が咲きました」と収録時のエピソードも披露した。

江口も収録を振り返り、作ったもの全ての効能が5割増しになるセイの能力にかけて、他の現場より5割増しだと思ったことを聞かれると、「こういうニュアンスで挑戦してもらっていいですか、という一歩踏み込んだすり合わせをさせていただきました。監督の中にある明確な絵作りがダイレクトに伝わってくる感覚は、5割増しな気がします」と率直に回答。

その内容に石川も「テストから本番までの間に、スタッフの方々がすり合わせていたんじゃないかな」と感じていたことを明かした。「ガーリッシュ ナンバー」のチームの時もすり合わせをしているイメージはあったそうで、江口は「現場は大変だと思いますが、そこまでの情熱を持って作ってくださっていることが伝わるので、こちらも一緒に作っていきたいという思いになりますね」と語った。

その後、提示されたお題を5割増しで答える「聖女の魔力は5割増し!」のコーナーへ。最初のお題「白米」では、「私の中の5割増しです」と勢いを込めて「ばくだん丼」と答えた石川とは対照的に、江口は「英語にすれば5割増しにカッコ良くなるんですよ」と持論を展開し「rice」と回答。その発想に石川に「ずるい」と言わしめた江口は「逃げ道を探すのがうまいんですよ」と笑顔を見せた。

続いてのお題で「江口拓也」と表示されると、「イジリにきてるな」と江口。石川は悩んだ末に「5割増しというよりも、江口さんを5割増しにするために『江口さんいつも素敵です!』」と優しくほほ笑みかけ、逆に江口に「ずるいよ~」と言わしめる展開となり、「褒めて伸ばしていこうと思いました」と持論を語った。一方、江口は巨人化した自分を描いて「成長スピードがすごくなるんですよ」と、自分の成長速度を5割増しで答えた。

最後に、江口は「メンバー的にもスタッフを含めて久しぶりな方がそろっているので、懐かしい気持ちと、また新たなものが作れるという喜びがあり、しかもすごく情熱的なチームなので、素敵なものが届けられると思います」と自信をみなぎらせた。そして、石川が「私も『ガーリッシュ ナンバー』からのメンバーと一緒に新たに作れることが嬉しいです。イケメンたちが出てきたり、疲れた心を癒やしてくれるようなニコニコするアニメになっているので、楽しみにしていてください」と笑顔で締めくくった。

文=永田正雄

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放送情報

聖女の魔力は万能です
放送日時:2021年4月6日(火)23:30~ほか
※毎週(火)23:30~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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