悠木碧のナビゲートでロマンあふれる古代ミステリーを解き明かす!

「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役などで知られ、数多くの人気アニメに出演する声優・悠木碧。凜々しさと繊細さを併せ持つ、やや低めの声を軸に、「ヒーリングっど◆プリキュア」(※◆は正しくはハートマーク)の花寺のどか/キュアグレースのような健気で頑張り屋の女の子から、「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフに代表されるような一筋縄ではいかない個性派キャラ、そして『映画 聲の形』の西宮結絃といった中性的な少女まで、幅広い役柄を圧倒的な演技力と多彩な声色で表現する。

また、2012年よりアーティストとしても活躍中している。最新シングル「ぐだふわエブリデー」ではキュートでファニーなふんわりボイスを聴かせ、カップリング曲「異世界管理局創造課」では作詞も担当。楽曲というより「異世界創造」という作業についての案内といった調子で紡がれていくユニークな歌詞には、数々の異世界作品に出演してきた彼女ならではのものとなっており、悠木の個性と才能の一端に触れることができる。

(C)Windfall Films

そんな悠木がナレーションを務めるのが、ナショナル ジオグラフィックで8月7日(土)に放送される古代歴史ミステリー「発掘!砂漠に眠るファラオの謎」だ。舞台となるのは、エジプトの首都・カイロ郊外にある3つのピラミッドが影を落とす、2.5平方キロメートルの砂地。「南の区域」と呼ばれる未開のエリアへ、世界的に名の知れた考古学者でもあるギザ大地現場監督、アシュラフ・モヒ・エルディン率いる精鋭チームが乗り込み、発掘調査を開始する。

60人以上の作業員により、数百トンにも及ぶ砂が取り除かれていく中、地表からわずか数センチのところで発見されたのは、三大ピラミッドのファラオの1人、カフラーの名が刻まれた石。その歴史的発見を軸に、考古学最大の謎「現在行方知れずとなっている三大ピラミッドのファラオの遺体に何が起こったのか」という、ロマンに満ちた古代ミステリーに迫っていく。

(C)Windfall Films

4500年という気の遠くなるような時を経てもなお、現代に雄大な姿を残す3つの大ピラミッド。紀元前に生きた人々の叡智の結晶とも呼べる、古代建造物の姿をドローンで空撮した圧巻の映像に、悠木は数々のアニメで聴かせてきた声よりも、低く落ち着いたトーンで寄り添っていく。その穏やかな口調は、まさにナビゲーターと呼ぶにふさわしく、視聴者を悠久の地へと誘ってくれる。

しかし、クフ王のピラミッドから、どのように盗掘犯が埋葬室に侵入したのかを考古学者の世界的権威、マーク・レナーが解き明かしていくシーンでは、その様子を説明する声に少しずつ熱が帯びていく。さらに、ピラミッド設計者が盗掘を防ぐためのギミックを解説するCG映像では、隠しきれない高揚感が悠木の声から伝わってくる。そんな彼女の心地良いナレーションとともに、ファラオとその時代に生きた人々たちが残したロマンに浸ってほしい。

文=中村実香

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放送情報

発掘!砂漠に眠るファラオの謎
放送日時:2021年8月7日(土)21:00~ほか
チャンネル:ナショナル ジオグラフィック
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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