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神谷浩史福山潤が「天官賜福」で共演するお互いの印象を告白!

声優

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――以前から共演されている作品は多かったと思いますが、改めて共演されていかがでしたか?

福山「収録に入る前から、心配すべきことというのはいくつかあると思うんです。新番組であったら共演者とのバランスであったりとか、掛け合いとか、タイミング以外の呼吸感とか、言葉の渡し方とかはそれぞれの特徴があったりするものなので。ただ、今回はその相手が神谷さんということで全く気にする必要がないといいますか。音声的なバランス感覚だとか、キャラクターをどのように僕が演じたとしてもバランスをとってくれるという安心感がまずあったので、自分は作品をどのように読み解いていくべきなのかということに集中できました」

神谷「僕もなんの不安もなかったです。潤とは真面目な作品もそうだし、コメディ作品もそうだし、いろんな作品で共演させてもらっていて、本当に信用に足りうる役者のひとりなので、(福山さんが)現場にいるというのは、ある意味プレッシャーでもあるんですよ。ここまで感覚と知的武装で役を演じる...(笑)」

福山「悪口!?(笑)」

神谷「半分悪口かもしれない(笑)。本当にありとあらゆる知識と知恵を使って役を読み解いていって、"これって何ですか?これってこうじゃないんですか?"と疑問に思って、それを口にするタイプの役者なので、すごいなと思うし、そこ考える必要ある?って思うこともあったりするんですけど、"確かに潤の言ってる通りだ"というふうに感心させられることの方が多いんですね。だから、僕とは全く違う視点を持っていて、同じところを見ているところもあるし、僕しか見えていない部分っていうのもあるんですけれど、僕が見ている方向とは違う視点で物事を考えてくれたりするので、"何言ってんだろうこいつ?"と思うときもあるんですけど、"言われてみればそうだ、潤の言う通りだ。ありがとう"みたいなことが結構頻繁に起こるので。全く同じ考えで現場に臨んでると、本当に同じ方向しか向いてなくて、右足はちゃんと地についてるけど、左足は落とし穴に落ちてます、みたいなことがたまにあるんですよ。でも僕はちゃんと右足を見てるから、潤は左足を見ている、みたいなところでバランスがとれて、ちゃんと前に進んでいけるという点では、本当にありがたい役者仲間ですね」

福山「ありがとうございます」

――見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

福山「やはりこの作品の最大の魅力は映像美というところは外せないと思うのですが、タイトルバックから本編から、綺麗な色彩と、男性女性含めて人間たちと神様たち、そして鬼も含めてなんですけど、それぞれのキャラクターが動いている様が優雅で、僕は根ががさつなもので、この作品を通して人を想うことや理解するということ、今まで考えなくてよかったことを考えさせてくれたっていうんでしょうか。そういうふうに作品を見る側面もこの作品でひとつ教わったことでもあります。映像作品は時間が限られているものなので、その中で感じる時間というものが、この作品にとってはとても魅力なのではないかと思っておりますので、そこも含めて見ていただけましたら幸いです」

神谷「僕は日本人で日本の作品を見たとしても、ちゃんと日本の歴史や文化を知っていないと、100%その映像作品を楽しめないことってたまにあるんですよ。海外作品だと特にハリウッド映画を見ていたとしても、その時のアメリカの歴史だったりとか、作られた背景を全く知らないで、なんとなく見ていることってあるんですよね。それは作品の本質をちゃんと受け取れてないところもあると思うので、ちょっと損してるなっていう瞬間があって、勉強したりするんですよ。今回天官賜福に参加させていただいて、中国文化に興味を持つ、勉強する良いきっかけになったなと思うし、本当のエンタメ作品ってそういうところを気にしないでもちゃんと楽しめるようにはできているので、もしこの作品を見て、より興味を持って中国文化や、この天官賜福の世界をもっと知りたいなって思ったら、その人の世界がもっと広がっていくことになると思うんですよね。そこがいろんな作品に触れる最大のメリットだと思っているので、この天官賜福が皆さんの何かを広げていくきっかけになったらいいなと思っています。作品としては、やはりこの作品の一番のメインは、謝憐と三郎の関係をすごく丁寧に描いていて、その関係が最終的にどういうところに落ち着いていくのか、そしてそれがどこに向かっていくのかということが、とても重要な作品だと僕は思っているんです。なので、まずは普通に見てみて、素直に感じ取っていただいた上で、さらにその後、謝憐と三郎の関係に注目いただくと、実は物語の本筋に気づけて、また違った見え方になると思うので、ぜひその部分にも注目して見ていただけたら幸いです」

文=ホームドラマチャンネル 撮影=和田浩

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放送情報

天官賜福〈吹替版〉一挙放送
放送日時:2021年9月11日(土)、18日(土)18:30~
天官賜福〈吹替版〉放送記念特番 神谷浩史×福山潤 独占インタビュー
放送日時:2021年9月11日(土)22:00~ほか
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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