梅原裕一郎石田彰がナビゲート!冷凍ミイラや王墓に秘められた謎に迫る

ナショナル ジオグラフィックにて2018年12月から毎週土曜夜20時に放送中の「土曜 ミステリーファイル」。同チャンネルが総力をあげて徹底検証してきたUFO・古代文明/遺跡の謎や世界史に潜む謎など、世界中に散らばる未だに解明されていない、神秘に包まれた摩訶不思議な謎に迫る特集。ナレーターには人気声優陣を起用し、他ではあまり聴くことのできない、声優たちの凛とした声も堪能でき、根強い人気を誇っている。

11月からは放送開始3周年を記念して、今まで放送された番組の中から日本初放送作品も含めた35本を「土曜 ミステリーファイル 3周年記念! 35個の謎に迫る」と題し、7週に渡ってオンエア。12月も、古代エジプト文明やマヤ文明、海底に沈む水中遺物など、現代人を魅了する歴史ロマンを豪華声優陣がナレーションという立場でナビゲートしていく。

12月4日(土) に放送されるのが、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のキルヒアイス役や「ゴブリンスレイヤー」のゴブリンスレイヤー役などで知られる梅原裕一郎がナレーターを務める「アイスマンの真実:史上最古の殺人事件を追え!」だ。

「アイスマンの真実:史上最古の殺人事件を追え!」より
「アイスマンの真実:史上最古の殺人事件を追え!」より

(c)National Geographic

1991年にイタリア・オーストリア国境に位置するアルプス山脈で発見され、のちに5000年以上もの長きに渡って氷河に埋まっていたことが判明する冷凍ミイラの"アイスマン"。発見場所のエッツ渓谷にちなみ、エッツィの愛称でも知られている彼の死因や当時の生活ぶりなどを、最先端技術を用いた地道な研究によって分析していく。

同年代の男性声優陣の中でも最低音域の美声を武器に、話題のアニメでクールなキャラクターを数多く演じてきた梅原。エレガントな響きを伴った重低音で、冷凍ミイラという奇跡の存在に魅了された学者たちの姿に迫っていく。最初は、氷河を思わせる静かで落ち着いたトーンだったものの、採取されたサンプルから抽出された組織の分析によって、次第に5300年前に生きていた人々の暮らしぶりなどが次々と明かされていくのと同時に、彼の声にも少しずつ熱がこもっていく。なかでも、アイスマンの精巧な複製模型の制作過程に迫るシーンでの、少年のようなワクワク感が隠しきれなかった梅原のナレーションは必聴だ。

翌週の12月11日(土)には、「機動戦士ガンダムSEED」のアスラン・ザラ役や「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲル役などで知られる実力派・石田彰のナレーションによる「発掘!ナイルに沈んだ王墓」が日本初放送となる。

石田彰
石田彰
「発掘!ナイルに沈んだ王墓」より
「発掘!ナイルに沈んだ王墓」より

(c)National Geographic

古代に現在のアフリカ・スーダン北部で栄え、一時はエジプト統一も果たしたという王国・クシュ。その王家の墓地であるヌリ遺跡で、およそ2000年前に築かれたナスタセン王墓の調査が始まった。しかし、現代までにナイル川の地下水位が上昇したため、地下の墓室は水没している。そんな苛酷な環境下で、ダイビングスーツに身を包んだ水中考古学者のチームが、未だ謎のヴェールに包まれているクシュ王国の調査に挑む。

「ここは、およそ2000年前に作られたヌビア人の王・ナスタセンの墓です」というフレーズからはじまる石田のナレーションは、混濁した暗い水中で響く考古学者の呼吸音に寄り添うように、ゆっくりと静かに進んでいく。圧倒的な演技力と、かつては「美少女戦士セーラームーン」でフィッシュ・アイというジェンダーレスな役も見事に表現したほどの幅広い声域で知られる石田。聡明でミステリアスなキャラクターを演じる機会の多い石田は、今回のナレーションでも、王墓に注ぎ込んだ地下水の冷たさを連想させるようなクールなトーンで、考古学者たちの命がけともいえる苛酷な発掘調査に迫っていく。

人気声優陣のナレーションによって、さらに魅力が倍増する珠玉のミステリー番組の数々。世界中の人々を捕らえて離さない、時間の砂に覆い隠された神秘を解き明かすプログラムを彼らの美声と共に味わって欲しい。

文=中村実香

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放送情報

【土曜ミステリーファイル3周年記念! 35個の謎に迫る】アイスマンの真実:史上最古の殺人事件を追え!
放送日時:2021年12月4日(土)20:00~

【土曜ミステリーファイル3周年記念! 35個の謎に迫る】発掘!ナイルに沈んだ王墓
放送日時:2021年12月11日(土)20:00~

チャンネル:ナショナル ジオグラフィック
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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