毎週木曜20時から地球で暮らすさまざまな野生動物の生態に迫る、ナショナル ジオグラフィックの「ワイルドネイチャー」。厳しくも美しい大自然の中で暮らす多彩な動物たちの生態を、話題のアニメなどを中心に活躍している声優陣のナレーションと共に楽しむことができる、人気の特集として知られている。
2021年12月からスタートした「ビッグ・キャット・マンス」では、ジャガー、ヒョウ、ウンピョウ、トラなど、世界中の美しく力強い大型ネコ科動物の能力や生態を大フィーチャー。人間による環境汚染など、彼らが直面している問題にも触れていくなど、世界中に生息するネコ科動物への関心を高めるための長期特別編成を用意している。
2月3日(木)から日本初放送となる「ウガンダの木登りライオン」で声を聞かせてくれるのは、「ルパン三世」の石川五ェ門役などで知られる声優・浪川大輔だ。浪川が吹き替えを担当するのはライオン研究者のアレックス・ブラズコウスキ。彼の目を通して、ウガンダのクイーン・エリザベス国立公園に生息し、多くの時間を木の上で過ごすという非常に特殊な生態系を保ち続けているライオンたちの姿に迫っていく。
小学生の頃からハリウッド映画や海外ドラマの吹き替えを担当し、声優としてのキャリアをスタートさせた浪川。現在もアニメのみならず、レオナルド・ディカプリオをはじめとするハリウッド・スターの日本語吹き替え版声優としても活躍している。
本番組でも、長年培ってきた吹き替えの技術を余すところなく発揮している浪川は、ウガンダに暮らす野生動物たちが置かれた現状を説明する落ち着いたナレーションはもちろん、木登りライオンを目前にして思わずこぼれた独り言など、ブラズコウスキが発するすべての言葉を驚くほどナチュラルな演技で日本語に置き換えていく。なかでも、木登りを母に教えてもらっている子どもライオンを観察しているシーンでの浪川の演技は、視聴者に日本語吹き替えだということを一瞬忘れさせてしまうはずだ。
また、2月10日(木)から日本初放送される「ライオン・クイーンズ:ハンティング to キル」では、声優・茅野愛衣がナレーションを務める。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で演じた、めんまこと本間芽衣子役で注目を集めた茅野は、その透き通るような癒やし系ボイスが最大の魅力。本作でも、「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」で彼女が演じたヒロイン・大好真々子の人気を支えた母性あふれる優しい声で、アフリカ大陸の異なる地域にすむ3匹のメスライオンに寄り添っていく。一方で、乾期の訪れにより、餓えにさいなまれる群れに迫るシーンでは「ソードアート・オンライン アリシゼーション」で彼女が演じた整合騎士・アリスにも通ずる、厳しさを秘めたクールな声を聞くことができる。
2月17日(木)に日本初放送の「ビッグ・キャット:ピューマ物語『誕生』」では、「鬼滅の刃」の竈門炭十郎役を務めている三木眞一郎がナレーションを担当。ネコ科動物たちの躍動感、そして命の輝きと共に声優陣の美声も堪能して欲しい。
文=中村実香
放送情報
ウガンダの木登りライオン ナレーション:浪川大輔
放送日時:2022年2月3日(木)20:00~ほか
ライオン・クイーンズ:ハンティング to キル ナレーション:茅野愛衣
放送日時:2022年2月10日(木)20:00~ほか
ビッグ・キャット:ピューマ物語「誕生」 ナレーション:三木眞一郎
放送日時:2022年2月17日(木)20:00~ほか
ビッグ・キャット:ピューマ物語「次の世代へ」 ナレーション:三木眞一郎
放送日時:2022年2月24日(木)20:00~ほか
チャンネル:ナショナル ジオグラフィック
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