マレーシア生まれのフル3DCGアニメ・シリーズ「メカアマト」。宇宙からやって来た言葉を話すロボットのメカボットと出会った少年・アマトが、バイクや武器など、さまざまなものに変身できるメカボットと合体した"メカアマト"として、街で悪さを働くバッドロボを退治するアクションアドベンチャーだ。4月23日(土)にカートゥーン・ネットワークにて放送される本作の日本語吹き替え版で、主人公・アマト役を演じる声優の村瀬歩に、作品にかける思いなどを聞いた。
――出演が決まった時のお気持ちは?
「オーディションでアマト役をいただいて、最初は『どんな感じで演じようかな?』と、いろいろ考えたのですが、オーディションの段階から丁寧にディレクションしていただきました。その時から『決まるといいな』と思っていたので、すごく嬉しかったですね」
――アニメの映像を初めて見たときの印象はいかがでしたか?
「キャラクターの表情だったり、アマトと友達との掛け合いがすごくリアルに楽しく描かれていて、おもしろい作品だなって思いましたね。あとはCGの技術のすごさを感じました」
――村瀬さんが演じられるアマトは、どういったキャラクターだと捉えていますか?
「すごくエネルギーがあって、いわゆるいい人ではあるんですけど、結構悪だくみしたり、ちょっとサボったり...彼と同年代の人たちが共感できるところがたくさんあるキャラクターだなと思います。いたずら心や好奇心など、少年らしい要素がたくさんあるところがおもしろいなって思います。もしかしたら視聴者の方々は、彼のことを『面倒くさがり屋なのかな?』『正義のヒーローっぽい仕事をさせられるのを嫌がるんじゃないかな』と思うかもしれないんですけど、本人は結構ノリノリで、『バッドロボをどんどん捕獲していくぞ!』と前向きだったりするので、そういった快活さや正義感がある劣等生で...(笑)。でも、人が放っておけないような魅力の持ち主だと思います」
――アマト役を演じるなかで感じた作品の魅力は?
「特に第1話がそうなんですけど、アフレコ中はずっと叫んで、ずっと声を張っているという状態だったので『もう無理かもしれない』『これは大変だ』って思って(笑)。演じている僕も汗をかくような、そんなエネルギーのある作品だなって思いましたね。アフレコ終了後には、喉の再生に効くとまことしやかに囁かれている牛肉を食べています(笑)」
――アマト役を演じる上で工夫をしたり、役作りで心がけたことはありますか?
「アマトの表情でニヒルな感じだったりとか、絵の方に芝居がついているので『声はそんなに感情を盛らなくてもいいかな』と、オーディションの時はなんとなく思っていたのですが、『もう少し感情を込めて』というディレクションをいただいたので『こってりにこってりと重ねてみるか』という気持ちで演じさせていただいています。この作品は原音のキャストさんが演じる魅力的な海外版がありつつ、僕たちは日本語吹き替えとしていいものを作りたいという気持ちで演じています」
――コンビとなるメカボットを松岡禎丞さんが演じていらっしゃいますね。
「台本を読んだ際に、初めて『アマトにはメカボットという相棒がいる』ということを知りました。その後、オリジナル版の映像を観た時に、低音でハスキーな感じの声優さんが演じられていたので、日本語吹き替え版では禎丞さんが演じると知った時は『どんな感じで演じられるのかな?』と、楽しみにしていました。実際に禎丞さんが演じたメカボットの声を聞いた時は『安心感があるな』と思いましたね」
――「メカアマト」の放映を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
「毎回、収録前に『どんなお話なんだろう』と台本を楽しみにさせていただいています。ご家族はもちろん、幅広い層の方々に楽しんでいただける作品になっておりますので、ぜひご覧下さい!」
取材・文=中村実香 撮影=皆藤健治
放送情報
メカアマト
放送日時:2022年4月23日(土)10:00~
チャンネル:カートゥーン ネットワーク
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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