古賀葵が「かぐや様は告らせたい」での最推しキャラとその理由を告白

――新作には、どのような思いで向き合おうと思っていましたか？

「応援してくださっているファンの方からの喜びの声が私のところにも数多く届いていました。3期の放送が終わった後も『古賀さんがかぐやを演じて下さって本当に良かったです』というお言葉をたくさん頂いて、それがすごく嬉しくて。『この作品に関わることができて良かった』と思ったのと同時に、ファンの皆様が、我々キャスト陣に対してすごく信頼を置いてくださっているっていうのが反応から伝わってきて、嬉しさと同時に、やりがいをとても感じるところでもありました。信用していただいている分、責任というか、『皆様の期待を裏切らないように』という思いがすごく強くありました」

――新作では「氷かぐや」と呼ばれる、冷徹な性格のかぐやがフィーチャーされますが、古賀さんが思う「氷かぐや」の魅力は？

「アニメではスタート時から今のかぐやがメインに描かれていますが、過去のモノローグでは結構冷酷な感じというか、『人は利用できるか出来ないか、で付き合うかどうかを判断する』みたいな感じの部分がすごく見えていて、氷かぐやの片鱗は多分、見えていたと思います。でも、生徒会のみんなと出会ってから通常のかぐやといわれているような感じになったと思うんですよね。それまでは、冷酷なことの方が多くて、かぐやのベースになっているのは氷かぐやなので、そこがかぐやの本質的なものなんだろうなと感じています。

表面的にみると、ただただ冷酷なんですけど、実はそうなっていたことにもちゃんと理由があって。アニメで追っている方は今回の新作を通して氷かぐやの魅力に気付かれるんじゃないかなと思いますし、原作ファンの方はどんな風に氷かぐやが登場するのかを楽しみにされていると思います。ただ冷たいだけじゃない、氷かぐやの胸の内というのが描かれているので、そこをしっかり観て頂けたら、氷かぐやも、もっとたくさんの人に愛してもらえるんじゃないかなと思っていて。『もう、とにかく見てください！』という気持ちでいっぱいです」

――「かぐや様は告らせたい」には魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、古賀さんの最推しキャラを教えてください

「演じているからというのもあって、やっぱりかぐやが最推しなんですけど、かぐや以外だと会長ですかね。やっぱり憧れますね。もちろん努力も苦労もしてきているけれど、何事もそつなくやってのけるのがかぐやなんですけど、会長は運動音痴だけでなく、歌も音痴だったりしますし、勉強もものすごく努力して上位成績者であり続けていて。本当に努力ができる天才というか、かぐやの横に立とうとするパワーとか気合いの入れ方は、普通の人じゃ絶対にできないと思うんです。会長のそういうところはすごくかっこいいなと思いますし、それぐらい一生懸命になれるものがあるって、とっても素敵なことだなって思います」