完全移籍を勝ち取った遠藤航。ドイツでの守備意識の変化を語る

MCJOY、コメンテーターに前園真聖を迎えて、レギュラー放送中の「~日本人を応援せよ!!~Football Time Line」。6月9日放送の#25では、ブンデスリーガ2部・シュトゥットガルトに所属する遠藤航のインタビューが放送された。

今シーズンから期限付き移籍でシュトゥットガルトに加入した遠藤だったが、序盤戦はベンチを温める日々が続いていた。しかし、昨年12月にペレグリーノ・マタラッツォが新監督に就任すると、事態は好転。第14節のカールスルーエ戦で初先発を果たし、その後はフル出場を続け、4月には完全移籍を勝ち取った。

4-1-4-1のアンカーを主戦場とする遠藤だが、「攻から守への切り替えの際に、いかに前向きに守備ができるか」をトライしているという。その中で「以前は迷った際に自陣に帰るプレーを選択していたが、ドイツに来てからは前でボールを奪いに行くことをより意識するようになった」とプレーの変化を語る。

"前向きの守備"は、6月7日に行なわれた第30節のオスナブリュック戦でも見られた。この日も中盤の底でプレーした遠藤は、ボールを奪われた際に素早くプレスをかけ、相手の攻撃の芽を摘んでいく。前半37分にインターセプトに成功したシーンでは、スペシャルゲストの福田正博が思わず「良い寄せだね」と声を漏らした。

遠藤の働きは数値にも表れている。ゲストのミムラユウスケが紹介したデータでは、「守備のデュエル勝率」「空中戦のデュエル勝利数」でチームトップ。「インターセプト数」は2位を記録していた。この守備での貢献度が、マタラッツォ監督の信頼を引き寄せているのだろう。

チームに欠かせない存在となった遠藤について、福田は「今まで持っていた守備の判断を変えただけ。もともとの才能がなかったらできないこと」と能力の高さを評価。渡独1年目ながら、「彼の持っている力をドイツで最大限出せている」と活躍ぶりを讃えた。

シュトゥットガルトは、第30節終了時点で暫定2位に位置している。自動昇格圏内にあるが、4試合を残して3位のハンブルガーSVとの勝ち点差はわずか2。予断を許さない状況の中、遠藤は「目の前の勝ち点3に集中してプレーすれば良い。あまり考えすぎず、自分たちのプレーに集中することで、良い結果に結びつくと思う」と意気込みを語った。

毎週火曜日21:00から無料生放送されている「~日本人を応援せよ!!~Football Time Line」。次回は6月16日(火)21:00~放送スタートの予定となっている。

この記事の全ての画像を見る

放送情報

~日本人を応援せよ!!~ Football Time Line
放送日時:2020年6月16日(火)21:00~
チャンネル:スポーツライブ+

※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

関連人物