自由奔放な若者を演じた若き日の郷ひろみが可愛すぎる!秋吉久美子共演の映画「突然、嵐のように」

「突然、嵐のように」(衛星劇場)
「突然、嵐のように」(衛星劇場)

新御三家の1人として、1970~80年代の芸能界を席巻したトップアイドル・郷ひろみ。デビュー50周年を迎えた昨年は通算108枚目となるシングル「ジャンケンポンGO!!」に加え、ベストアルバム「Hiromi Go ALL TIME BEST」も発売。今年の6月にもシングルの発売を予定しているなど、現在も精力的に活動を続けている。

「よろしく哀愁」や「お嫁サンバ」、「2億4千万の瞳」といったヒット曲は誰もが知るところで、シンガーとしての印象が強い郷だが、実は歌手よりも俳優デビューの方が早かった。15歳の時、1972年初頭に放送が始まったNHK大河ドラマ「新・平家物語」に平経盛役で出演。これが郷の芸能界デビュー作品となる。

同年8月には「男の子女の子」で歌手デビューを果たし、12月には第14回日本レコード大賞の新人賞を受賞。瞬く間にトップアイドルに上り詰めた。そしてアイドルとして歌番組やバラエティ番組に出演すると同時に、俳優としても多くのドラマや映画に出演するようになる。

郷の演技への評価は高く、1977年には第2回報知映画賞の特別賞を受賞している。新しいイメージの映画スターとして進歩し続けていることに対して送られたもので、この時対象となった作品の1つが「突然、嵐のように」だった。

バイクにまたがる郷ひろみと秋吉久美子(「突然、嵐のように」より)
バイクにまたがる郷ひろみと秋吉久美子(「突然、嵐のように」より)

(C)1977 松竹株式会社

この作品で郷が演じるのは、主人公の若者・石田日出男。自由奔放だが無鉄砲なところがあり、盗んだ免許証で車を運転している時に事故を起こしてしまう。日出男が入院した病院で看護婦として勤務していたのが、秋吉久美子演じる小林由紀。資格を取るため通信教育で勉強している努力家だが、自由な日出男に惹かれ、やがて2人は同棲するようになる。

報知映画賞の対象となっただけあって、本作での郷の演技は秀逸だ。病院で免許証の持ち主になりすましていることがバレても悪びれない態度は、無邪気なイタズラっ子のようだ。由紀とバーで飲んでいて説教されるシーンでは、あどけない可愛さも垣間見せる。そして由紀の唇を奪う前には、気持ちが溢れる最高の笑顔を見せてくれる。

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放送情報

突然、嵐のように
放送日時:2023年5月5日(金)19:35~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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