郷ひろみのクールな存在感が際立つ!石原真理子の刺激的なキスシーンも必見の映画「さらば愛しき人よ」

レコードデビュー50周年記念ベストアルバム「Hiromi Go ALL TIME BEST」を12月21日にリリースしたばかりの郷ひろみ。50周年を迎えた今も変わらず、歌ってダンスし、アイドルのようなスパンコールの衣装が似合うシンガーとして君臨しているのは驚異的なことだ。そんな郷ひろみがアウトローのヤクザを演じ、話題になったのが1987年に公開された主演映画「さらば愛しき人よ」だ。ちなみに、映画公開当時の郷ひろみはシンガーとしてもプライベートでも転機を迎えていた時期。1984年には"ジャパーン"でおなじみの「2億4千万の瞳」を大ヒットさせるが、その翌年には芸能活動を休止して渡米宣言。1986年には単身、ニューヨークに飛び、映画公開時には結婚も発表している。

(C)1987松竹株式会社/バーニングプロダクション

郷ひろみが任侠の世界の住人を演じるというとピンとこない人も多いと思うが、1970年代にロスで監督修行を積み、最近では「ヘルドッグス」の監督、脚本を手がけた原田眞人がメガホンを取っただけあって、郷が演じる主人公・早坂修史はタトゥーこそ入れているもののスーツをおしゃれに着こなし、組の中でも浮いているスタイリッシュな極道。ストーリーや映像、撮り方にも洋画に通じるものがある。ヒロインを演じているのはドラマ「不揃いの林檎たち」で人気女優としてブレイクした石原真理子で、キャストも豪華。ちなみに佐藤浩市も修史と敵対する金髪のヤクザ役で出演。いかにもやばそうな目つきでコンビニの店員を「なぁ、お兄ちゃん、チャカとだんびらどっちが強いと思う?」と脅かすシーンは、近年YouTubeで話題となった。

■とにかく強い。ピストルを構えてもクールな郷ひろみの佇まい

郷が演じているのは大東連合で腕を見込まれている若手幹部の修史。敵対する闘竜会の会長、木内(安岡力也)の生命を狙うが、命乞いされて殺さずに立ち去ったことで、復讐に追われることになる。組の中でもつるまないアウトローなムードを漂わせている修史だが、兄貴と慕い、共に行動する弟分・哲夫(木村一八)のことは信頼している。当時、30代前半の郷ひろみの美しさは言うまでもなく、憂いのある表情、どこを見ているのか分からない空虚な視線がミステリアス。修史にはガムを持ち歩いて折って食べる癖、ブラックコーヒーに砂糖を入れて溶けるまでかき混ぜる趣向があり、タバコを吸ったり、お酒に酔ったりするシーンは出てこない。幼なじみのひとみ(石原真理子)との再会で、あどけなかった昔を思い出させられるせいか、少年性を残したままで大人になったような役柄だ。対立する2つの組が目論んでいることに納得がいかず、哲夫と2人きりで会合の場所に乗り込んでいく後半戦は表情ひとつ変えずに敵をバンバン撃っていくアクションシーンが見もの。郷のキレのいい動き、クールな存在感が際立っている。

■石原真理子の刺激的なキスシーンも当時、話題に

子供の頃からいつもトム・ソーヤの冒険のマネをして一緒に遊んでいた幼なじみ、ひとみと偶然、出会ったことによって修史の孤独な日々に光が差し込んでいく。極道の世界にいることを隠す修史は、ひとみと再会し、懐かしい記憶に初めて無邪気な笑顔を見せるが、闘竜会に追われていたため、一緒に行ったディスコでひとみも悲惨な事件に巻き込まれてしまう。少年時代の修史が変わっていないことを信じ、危険な世界から足を洗って欲しいと願うひとみとの切なくもロマンティックなキスシーンも話題となった。

文=山本弘子

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放送情報

さらば愛しき人よ
放送日時:2023年1月16日(月)06:15~
チャンネル:WOWOW4K
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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