「神様、もう少しだけ」から25年...当時15歳の深田恭子とアジアのトップスター・金城武が体現した「命懸け」の純愛模様

「神様、もう少しだけ」
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(C)フジテレビジョン

そんな一夜から3ヶ月、真生は啓吾からの突然の電話に喜ぶが、その直後、自分がHIVに感染していることを知る――。「ラブジェネレーション」(1997年)、「大奥」シリーズ、連続テレビ小説「純情きらり」(2005年)などを手掛けた浅野妙子の脚本が、劇的な幕開けと共に、ドラマの世界観へとぐいぐい引き込んでいく。

真生を演じた深田恭子は、ドラマデビューから僅か1年の当時15歳。世界的大スターと肩を並べる初ヒロインであり、演じた役柄が、援助交際をきっかけにHIVに感染する女子高生。プレッシャーのかかる難役だったことは想像に難くないが、深田が演じた真生はその名の通り、自分の気持ちに真っ直ぐに生きる前向きなキャラクター。最初の出会いから"啓吾"と呼び捨てにし、タメ口なのも"今どきの女子高生"っぽくていい。そんな彼女が本当の愛を知り、大人の女性へと成長していく姿を鮮烈に演じた。

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そして、そんな真生をがっちり受け止めたのが、カリスマ的な音楽プロデューサーである啓吾だ。ミステリアスでどこか冷めた印象だった啓吾が真生と出会い、人生に意味を見出していく。序盤の孤独な啓吾と、終盤での、真生と共に生きることを決めた啓吾とのギャップが、スケールの大きい金城自身の大人な魅力と相まって、どの瞬間もとびきりの引力を放っている。

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そんな2人の愛の物語には、愛の結晶のような名シーンが多数登場する。25年が経つ今も伝説のように語られているのが、70秒に及ぶ2人のキスシーンだ。当時はまだHIVに関する知識が乏しかったこともあり、「HIVはキスでは感染しないということを知ってほしい」という思いも込められていたと制作陣が後に明かしている。

そして今作に懸ける深田の覚悟を実感するのが、命懸けの出産シーンだ。まさに全身全霊で新たな命を送り出そうとする真生の姿は、15歳の少女とは思えない気迫に満ちていて、目をそらすことができない。

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放送情報

神様、もう少しだけ
放送日時:2023年8月17日(木)3:00~、19:00~
※毎週(水)(木)3:00~、19:00~
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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