葛藤する松岡昌宏の表情がなんともやるせない、ドラマ「連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル」

続編の制作が決定している「連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル」で主演を務めるのは、TOKIOの松岡昌宏だ。自身が主演を務める「家政夫のミタゾノ」は今秋第6シーズンを迎えるが、バラエティに出演する等マルチに活躍している。本作ではそんな松岡のこれまでとは一味違った非常にシリアスな演技が印象的だ。脇を固めるのは「高嶺のハナさん2」で主演を務め、「正直不動産」に出演した泉里香と、言わずと知れた国民的俳優の仲村トオルをはじめ、池田鉄洋、三浦誠己、眞島秀和など、味のある渋い役者陣。

松岡昌宏演じる主人公の上司・能馬を演じる仲村トオル
松岡昌宏演じる主人公の上司・能馬を演じる仲村トオル

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主演の松岡演じる佐良が所属するのは「警察の中の警察」こと人事一課(通称ジンイチ)。一般的な警察ドラマでは事件の解決を主題にストーリーが展開するが、本作においては日本の治安を統制する警察組織における最後の砦として、警察官の内部不正を暴くジンイチに着眼しているのが面白い。通常であれば多少のいざこざはあれ警察組織内での確固たる信頼関係があり、ともに真相を突き止めるところであるが、このドラマでは常に内部に目を光らせることとなる。しかもそれは単なる一組織としての内部不正の問題に留まらない。警察内での不正は事件の隠れ蓑となり、より大きな事件の一端へとつながっていくことになる。

佐良はかつて捜査一課で気鋭の刑事として業務を遂行していた過去があり、事件の解決を第一に動く捜査一課と、内部統制を目的とするジンイチでの動き方の狭間で葛藤する。そんな佐良には、上司の能馬(仲村トオル)やバディを組む須賀透(池田鉄洋)から冷酷な言葉が降りかかり、それは時に佐良が悔やんでも悔やみきれない過去をえぐる。やりきれない思いを抱えながらもジンイチでの業務に取り組む佐良は、ある日突然能馬から一通の告発文書を見せられる。告発の対象はかつて捜査一課で行動を共にした後輩の皆口菜子(泉里香)。皆口と捜査した最後の事件で佐良は皆口の婚約者でもあった後輩を殉職させてしまい、その一件は今の「ジンイチ」へと異動する理由そのものである。

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放送情報

連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル(全6話)
放送日時:10月14日(土)13:00~
放送チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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