原田知世が映画「紙屋悦子の青春」で見せる静かな演技を分析!「間」を自在に扱うモンスター級の演技力が判明

「紙屋悦子の青春」(ホームドラマチャンネル)
「紙屋悦子の青春」(ホームドラマチャンネル)

デビュー直後からテレビドラマや映画でヒロインを演じ、スクリーンデビュー作の映画「時をかける少女」(1984年)では第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した原田知世。その後、数々の話題作に出演し、近年では"考察ブーム"を巻き起こしたドラマ「あなたの番です」(2019年、日本テレビ系)や映画「あなたの番です 劇場版」(2021年)で主演を務めた。

原田の特長といえば、いくつになっても変わらぬ透明感のある清廉性だろう。それは彼女の持つかわいらしさや纏っている雰囲気によるものも少なくないが、何より説得力のある静かな演技で醸し出すオーラも大きな要因の一つだ。そんな彼女の説得力のある静かな芝居が堪能できる作品が映画「紙屋悦子の青春」(2006年)だろう。

 静かながらもオーラがある原田知世
静かながらもオーラがある原田知世

(C)2006「紙屋悦子の青春」フィルムパートナーズ

同作品は、松田正隆の傑作戯曲を巨匠・黒木和雄監督が映画化したもので、敗戦を間近に控えた鹿児島の田舎町を舞台に繰り広げられる若者たちの恋と戦争による悲哀を描いた青春物語。昭和20年の春、兄夫婦と共に暮らす悦子(原田)の元に縁談が舞い込む。悦子は兄の後輩・明石少尉(松岡俊介)に思いを寄せていたが、縁談の相手は明石が紹介する明石の親友・永与少尉(永瀬正敏)だった。

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

紙屋悦子の青春
放送日時:1月6日(土)02:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物