綾野剛がアスリートの挫折と再起をリアルに演じたドラマ「オールドルーキー」

公開中の映画「カラオケ行こ!」で歌が上手くなりたいヤクザの成田狂児を演じた綾野剛。「ヤクザと家族 The Family」や「新宿スワン」など、裏社会の役ひとつとってもバリエーションのある演技で魅了し、石原さとみとW主演のラブコメディ「恋はDeepに」ではツンデレ系の御曹司役、星野源とのバディが話題になった「MIU404」では超アクティブな愛されキャラの刑事など、その守備範囲の広さを誰もが認める存在。そんな綾野がサッカー選手を引退し、スポーツマネジメント会社に就職した元アスリートを演じたのが「オールドルーキー」だ。

スーツ姿で仕事に打ち込む新町亮太郎(綾野剛)
スーツ姿で仕事に打ち込む新町亮太郎(綾野剛)

(C)TBSスパークル/TBS

綾野が演じる37才の新町亮太郎は5才でサッカーを始め、日本代表に選ばれた経験を持つ元Jリーガー。子供の頃から天才ストライカーと言われ、サッカー一筋で生きてきた新町は明るくポジティブな性格。J3のチームの最年長になっても「60まで現役続ける」と宣言していたが、ある日、会社の都合でチームが解散させられるアクシデントに見舞われる。サッカーが好きで好きでたまらない新町にとっては青天の霹靂で...。そんな新町を演じるにあたって綾野はコーチの指導のもと、日々、サッカーを猛練習したというが、今作でもセカンドキャリアに戸惑いながらもアスリートに常に寄り添おうとする真っ直ぐな青年をくしゃくしゃの笑顔と涙で演じきった。

■30代後半のアスリートの挫折と再起を綾野がリアルな演技で表現

(C)TBSスパークル/TBS

現役時代に女子アナ、果奈子(榮倉奈々)と結婚し、娘2人とタワマンに暮らす新町に突然、突きつけられたチームの解散は想像もしていなかった出来事。次の移籍先の電話がかかってこないことに初めて焦りを感じ、スポーツマネジメント会社・ビクトリーを訪ねるが、社長(反町隆史)に年齢を理由に現役引退を勧告される。現実の厳しさを初めて知った新町は就活を始めるものの、コピー機の使い方もわからないゆえ、就職しても戦力外。元日本代表として脚光を浴びてきたアスリートがプライドを捨てて世間の荒波に飛び込むことが生易しいことではないことを、新町になりきった綾野の演技が想像させてくれる。少年サッカーの試合を見ながら、過去の栄光がフラッシュバックして涙ぐむシーンや、つねに味方でいてくれる果奈子に怒られて「頑張ります」と力なく返す表情も喪失感に潰されそうになっている主人公の心理そのもので、現役選手だった時代とのギャップをリアルな演技で表現している。

■戸惑いながらもアスリートをひたむきに支える主人公のセカンドライフ

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

オールドルーキー
放送日時:2月10日(土)11:00~全話一挙放送

放送チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物